『部長、その恋愛はセクハラです！』 (集英社新書)　牟田和恵
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★☆☆☆☆
なるほど！わかった。でも何かおかしくないか？

セクハラのグレーゾーンについて実例を交え読みやすく解説、啓蒙される部分が多かった。
が、女性は無垢で、か弱く、奥ゆかしいもの、との大前提で書かれておりそれが鼻についてくる。

「露出の多いファッションは誰のため？職場の男性のためではありません」
それなら職場のTPOをわきまえろ！！

「恋愛も結果が悪ければセクハラとなる」に到っては不条理さへ覚える。

弱者救済のための啓蒙活動は必要であろうが、
男女共存の世の中、「無神経」についての一方的な決め付けと
「被害ラベル」量産には危ういものを感じる。

★ひとつは厳しすぎるが、この欄が満点ばかりなのでバランスをとるため敢えて。