【社虫太郎】ジェンダー界隈の論客 1【たまさか】

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0001名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2018/06/21(木) 14:05:04.87ID:7glMhOrT
ジェンダー(社会的・文化的な性差)にまつわるあれこれに対し、Twitter等で
積極的に意見や持論を発信している人々をまったりとヲチしましょう。
0116名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2019/04/18(木) 16:03:07.58ID:fa3T6nLY
>>114-115
(「矛盾社会序説」に対するAmazonサイトでのあるレビュー)

「非モテ男性」=被害者の議論はおかしい (お気に召すまま, 2018年11月26日)
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2SCL0KDNF08DF/

本当はかわいそうなのだけれど、そう思われていない「かわいそうランキングが下の人たち」
が存在するという、重要な問題提起をしている。だが、労働と収入の問題が人生のリスクに
結びつくという議論は正しいとしても、著者にジェンダー・バイアスがあるのだろうか、「かわ
いそうランキングが下の人たち」は男性に多く、女性に少ないという誤った議論になっている。
5章「非モテの叛乱」の時代?、6章「ガチ恋おじさん」、はとても変。性的魅力に乏しい男性は、
彼女ができにくい、結婚しにくいという話だが、それは女性にとっても同じである。「ブス」に
相当する男性語がないことからも分るように、容姿がより多く重視されるのは女性である。
モテない男性がモテない本当の理由は、性的魅力が乏しいのではなく、ちゃんと働いて稼ぐ
能力が乏しいからであり、本書の全体的主張からすればそうであるはずなのに、そこだけ
ねじれている。ホリエモンが「女は金についてくる」と豪語したように、金を稼ぐ能力さえあれば、
「キモいおっさん」でもモテないことはない。著者は、恋人がいない男性、結婚できない男性が
いるのは、女性が選り好みするからで、女性が悪い、フェミニズムが悪い、と言いたいようだが、
それは違うだろう。性的魅力のなさで損をしているのは、むしろ女性の側である。前田正子
『大卒無業女性の憂鬱』から分るように、女性は「家事手伝い」という職業範疇(?)があるので、
「引き籠り」の実態が不可視(=本書で言う「透明」)になっているが、本書の見立てとは違い、
女性の「引き籠り」も多い。
0117名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2019/04/18(木) 16:29:00.78ID:fa3T6nLY
(>>116のつづき)

著者は「ちょいワルジジ」を叩く人に批判的だが、あの記事が炎上したときは、男性である
私でも、キモいジジイだと嫌悪を感じた。本書に登場する「ガチ恋おじさん」(=彼女ができな
いのでアイドルにだけ恋する) にもまったく同情できない。金を稼げない男性が女性から
好まれないのは事実だが、専業主婦がほとんどであった過去には、その評価はもっと厳し
かった。女性の就労が増えた現在では、男性への「一家の大黒柱」性の要求は相対的に
減ったはずである。問題の解決には、女性の賃金を上げ、女性の就労をもっと進めるべき
であるが、そのような提言を著者はしない。とはいえ、「より自由に他者を選べるようになった
社会は、換言すれば、より自由に他者を拒否できるようになった社会でもある」(p81)のは、
本当だ。私はそれが「新自由主義」の核心だと思う。それが大きな問題を引き起こすことも
著者に同意したい。健康と人生のリスクを扱ったフーコー『生政治の誕生』1978で「新自由
主義」が初めて本格的に論じられたことにも、本書は通底している。人、物、資本、情報が
自由に移動する現代=新自由主義社会では、人は一生の間、他者との競争を強いられ、
あらゆる領域で勝ち組と負け組が生じる。しかし、男性だけを弱者として描いてみせる著者
の議論は、明らかにジェンダー・バイアスに歪められている。


< レビューアー「お気に召すまま」のプロフィール >

本名は植村恒(つね)一郎、哲学屋です。東京女子大学非常勤講師、日本時間学会理事、著書に
『時間の本性』(勁草書房、2003年和辻哲郎文化賞受賞)、翻訳にカント『視霊者の夢』(岩波
版全集3)、バークリ『視覚新論』(勁草書房)など。アマゾンレヴュー以外にも、私のブログ
「charisの美学日誌」に、小林よしのり『靖国論』、内田樹『9条どうでしょう』、上野千鶴子
『女ぎらい』等の重要書の本格レヴューがあります。座右の銘は「ミューズよ、戦さ(いくさ)
を退け、友なる我らと踊れよかし!」(アリストファネス『平和』)。憲法第9条を守ろう!

twitter: https://twitter.com/charis1756
blog: https://charis.hatenadiary.com/

https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AGQCIAD6KTXET3H7IBBW6IOO6YTQ/
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
0118名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2019/04/19(金) 05:47:30.97ID:3Um2uCci
植村恒一郎 (うえむらつねいちろう)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%A2%C2%BC%B9%B1%B0%EC%CF%BA

哲学研究者、群馬県立女子大学名誉教授。
1951年東京生まれ。1975年東京大学教養学部科学史科学哲学分科卒業、81年同大学院
人文科学研究科哲学専攻博士課程満期退学、1984年群馬県立女子大学専任講師、助教授、
99年教授。2017年定年退任、名誉教授。2003年『時間の本性』で和辻哲郎文化賞受賞。
専攻は西洋近代哲学、中でも認識論、時間論。

著書
『時間の本性』勁草書房 2002

翻訳
『時間と空間をめぐる12の謎』ロビン・レ・ペドヴィン 島田協子共訳 岩波書店 2012

facebook
https://ja-jp.facebook.com/people/%E6%A4%8D%E6%9D%91%E6%81%92%E4%B8%80%E9%83%8E/100003935762008

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植村恒一郎 @charis1756
https://twitter.com/charis1756

哲学屋です。東京女子大非常勤講師、日本時間学会理事、西洋近代哲学、時間論、
ジェンダー等を研究。著書に『時間の本性』(2002勁草書房、和辻哲郎文化賞受賞)、
訳書にカント『視霊者の夢』(岩波版全集3)等。座右の銘「ミューズよ、戦さ(いくさ)を退け、
友なる我らと踊れよかし」(アリストファネス『平和』)。憲法第9条を守ろう!
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
0119名無しさん 〜君の性差〜
垢版 |
2019/04/24(水) 22:34:44.02ID:He1Ob3+T
植村恒一郎 @charis1756    17:38 - 2019年4月16日

『なぜオフィスラブなのか』、面白かったのでアマゾンにレヴューを書きました。河野さんの
『戦う姫・・・』も凄く良かったですが、どちらの本も結局は新自由主義の問題に行き着きま
すね。御田寺圭『矛盾社会序説』も、ジェンダー的にかなり歪んでいるが、新自由主義と
非モテ男子の関係を論じています。

https://twitter.com/charis1756/status/1118312727825375233

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白饅頭(御田寺圭/光属性Vtuber/バーチャルツイッタラー) @terrakei07  21:16 - 2019年4月16日

あの本やその後の執筆によって、ジェンダー研究者たちが「ただしさ」を勝手に規定しは
じめたことを多くの読者にはわかってもらえて嬉しくなっています。
「多くの人の自由なパートナーシップのために、一定数泣きを見てもらう人を社会が求めて
いるんで、自然発生や自己責任で勝手にそうなったような顔をするのはせめてやめましょう」
という論調がこれまで徹底的に無視されるどころか「歪み」とすら言う「ただしい現実」のほう
が個人的にはよほど恐ろしい。

https://twitter.com/terrakei07/status/1118367502378119170
https://twitter.com/terrakei07/status/1118370557358166016

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植村恒一郎 @charis1756    0:59 - 2019年4月17日

男子10人に1人が、彼女ができない非モテであるならば、同じ数だけ、彼氏ができない
非モテ女子がいます。だから非モテ男子だけが「かわいそう」なのではなく、非モテ女子も
まったく同程度に「かわいそう」なはずです。私が言いたいのはそれだけです。

https://twitter.com/charis1756/status/1118423746082164736
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
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