ベースとしての強烈すぎる自意識のうねりがあって、その上に、
衒学的な知識がトッピングされているから、シュナ氏のつぶやきには、
他では見られないような奇妙な味が出る。

例えば、ドストエフスキーに出てくる若き哲学者は、酔っぱらった退役軍人たちが、
豚のような大衆をまき散らしながら男性器の名前を連呼する横で、
神や世界の在り方といった高尚な課題について思索する。
シュナ氏の文章にも、そういった圧倒的な「実在」を感じるだろ?

シュナ氏を、単に知識や教養を平たんに散りばめただけの凡百の
ツイッタラーと一緒にしてはいけない。