時計の歴史

11世紀、宋 (王朝) (Technology of the Song Dynasty) の天文学者、時計技術者 (horologist) 、機械技術者の蘇頌 (Su Song) は、首都開封に水動力式の天文時計を作った(前述)。エンドレスで動かせる時計としては世界初だった。

同じころ、イスラムの天文学者らも精巧な天文時計を作り、モスクや天文台で使用していた。たとえば10世紀、アブドゥル・ラフマーン・スーフィーは天球儀の時間測定に使っている。
11世紀のアブー・ライハーン・ビールーニーや、13世紀にムハンマド・イブン・アビー・バクル(Muhammad ibn Abi Bakr)が作ったのアストロラーベはとりわけ精巧だった。これらの装置は時間測定器であるとともに、カレンダーの役割も果たしていた。