>>596
>一度瞳が蕩けた≒獣に近い状態を経由したって内容が作中にない

ウィレームの「血によって人を超え、人を失う」という言葉を、「人を超え(上位者化)、人を失う(獣化)」ではなく「上位者でも人でも獣でもない状態になる」と解釈した考察なんだ
だから啓蒙と獣性は相反するものだけど変態に至る際には両方が側にいると考えた
いや、血を入れた結果獣化した住民や教会の聖職者を見れば一応獣に近い状態にはなってるとは言えるか…(経由ではないけど)

というのもそもそもの話、人が変態するってのがまず尋常じゃない事態じゃん(なんか契約カレルでホイホイ変態できるけどあれはちょっと例外過ぎる)
だって「血によって人となり」と血が人を人と規定してるわけだし
「血」を入れて曖昧になることによって、まず上位者化でも獣化でもなくそういう問題以前の「変態可能状態」になるのではないかと考えた
で、その双方への変態への条件を同一と考えた根拠が

>赤い月は近く、この街は獣ばかりだ(旧市街の手記)
>赤い月が近づくとき、人の境は曖昧となり、偉大なる上位者が現れる。そして我ら赤子を抱かん(ビルゲンワースの手記)

狼男よろしく月は獣化を促し、そして同時に「赤子」の可能性も発生する
これはひとえに「人の境は曖昧となり」が原因なんじゃないかと
血の医療が獣の病蔓延と瞳に至る蕩ける脳液の生成両方を起こしうるのはそれが月と同じ効果を引き起こしてるからだと