引用長いけどジョン・ロックは17〜18世紀のイギリスの哲学者で
ここでは観念学について書いていてゲーム内の啓蒙と同じ時代。
ロック説では恐怖は乳母によって悪鬼・魔霊と暗闇を結合させることで
赤子に植え付けられ二度と分離出来ないとしている。これは赤子の立場では
無知に付け込まれて乳母に唆されたことになるが乳母の立場では
暗闇に恐怖を抱かない子供は事故で生存率が下がるので教育として
恐怖を植え付けているとも取れる。一方バークは暗闇そのものが
恐怖と関連付けられるのであって乳母がいない世帯はどうすんのと
ロック説に突っ込みを入れてる。

この本を使ってブラボを解くと、まずメンシスの悪夢には蜘蛛の目に
針が刺さっていたり、檻の中に知識の象徴の本があったり、松明を燃やすと
急に攻撃してくる従者がいたり、檻に頭を入れて倒すとああ、これが目覚め、
すべて忘れてしまうのか…な人がいたりとまぶたを閉じて光を遮断する→
眠り→悪夢→忘却→目覚め繋がりのエリアになっている。

一般的に夢から醒めると記憶を忘却するので、乳母撃破後の女王の礼は
赤子を亡くした悲しみの観念の克服の証で、赤子の泣き声が笑い声に
変わった後のHUNTED NIGHTMARE表示とへその緒の切断は赤子にとっての
暗闇=無知の克服を表現してると思う。