ななっしー、お前こそ何がしたいのか
脳の構造が気になって仕方がない

NintendoLabo:あなたは何がしたいの?

いきなりですが、あなたは何がしたくてゲーム機を買ったのですか?
無論ゲームですよね。で、同じゲームを延々続けてますか?

日々新しい発見や変わらぬ刺激があれば別ですが、それらがなくなると大概の人は飽きてやめてしまいますよね。

自分や自分の周りを思い起こしてみても、勉強にしてもスポーツにしても遊びですら、新しい発見や刺激、自身の成長、健康のためとかのリターン、インセンティブのないものは、中々続かないと思います。

ここから本題。
で、NintendoLaboってどれだけのインセンティブが用意されているのでしょう?
そりゃ、頭だけで考えれば色々妄想はできますよ。
ダイエットサプリを買えばスリムになれたり、運動器具を買えばムキムキになれたり、大工道具セットを買えば、家中自作家具だらけになったり、英会話教材を買うと英語がペラペラになったり……みたいな?
ありがちな謳い文句で、工夫すれば可能性は無限大とか。
万能感溢れてますが、それって相応の工夫をしないと何もできないことの裏返しですよね。

ここで唐突にブログに置き換ええ考えてみます。私もブロガーの端くれですから。
よく言われてるのが、ブログを始めても9割の人はアクティブブロガーでは無くなってしまうそうです。
アクティブブロガーの判定基準が、月に1回以上の更新するかしないか程度の、とても酷く低いハードルなのに。
そもそもブログなんてものは検閲されるわけでもないから、好きなことをなんでもかんでも勝手に書けば体裁だけは成立するんですよね。
でもほぼ続かない。
閲覧者が居なくてモチベーションが維持できなかったりとか、逆に嫌な反応ばかり返ってモチベーションが下がったとか、そもそもネタがなく徒労なだけでモチベーションが無くなったとかとか……
要は掛けたコストに見合うインセンティブが得られないからモチベーションが続かないんですよ。

NintendoLaboはどうでしょう?
中途半端な出オチのToy-Conでは早々に飽きそうです。
そもそもあれの為に買いたいと思う意見の方が少ないとすら感じます。
なので創意と工夫のToy-Conガレージに期待をせざるを得ない訳ですが……
その創意と工夫って、掛けたコストに見合いますかね?
やれもしない、やりもしない仮定の話でなく、やった結果を持って主張できますか?

どちらにしろ、その手の創意工夫が好きで、その過程を楽しめる、手段自体を目的にできてしまう希有な人でなければ楽しめないでしょう。
NintendoLaboは何かを作るという本来は手段を、目的に(遊びに)している訳ですが……
その結果の出来たものを使ったり遊んだりすることが楽しめるなければ、創意工夫も楽しみであり続けられないでしょう。
その為には創意工夫の余地のバリエーションが必要です。
アイデアを練って、作って動いて感動して終わり。そんな遊びをどれぐらい続けられるんでしょうね。
どれだけの自由度があるのでしょう?
任天堂が次々とオプションを用意し続けなければ、早晩飽きられるでしょう。
なので今は任天堂の次の一手が気になってしょうがありません。良い意味でも悪い意味でも。
まぁ、本気で任天堂がToy-Conのポテンシャルを信じてるなら、Toy-Conガレージを単品で発売してるでしょうけどね。

そもそも遊びを発明するのが一番の目的ならば、Joy-Conの活用方法の発明に拘る必要はないんですけどね。Switchすら要らない。
Toy-Conのコンセプト自体も、遊びの発明とはSwitchを買ってもらうためのものでしかないだけの話です。
それが悪いと言うつもりはないですけどね。
それが主目的なら、Switchでできること、Switchがないとできないことを増やさないとねとは思います。