カインハーストに関する個人的見解

まずカインハーストは落葉のテキストを読む限り禁断の血に関わらず元々女王に仕え血刃を振るう一族であることが分かる
女王ヤーナムとの類似性から見てもカインの先祖は地下遺跡から地上に出てきたトゥメル人であると言えるだろう

そしてトゥメル=イルの大聖杯のテキストからはかつてトゥメル文明の末裔達は彼らの王を戴こうとし、失敗したことが分かる
おそらくカインの先祖はこの失敗により地下を見限り地上に赤子の可能性を求めて出てきたのだと思う
地上の街に赤子を抱く女王の名を付けたことやメルゴーの為の子守唄が現代のヤーナムにまで受け継がれているのも赤子を求める彼らの願いが込められているのだろう

しかしそうなると「禁断の血」とは何であるのかが分からない
元々地下から地上に出てきた彼らが今更何故地下の血を求めるのか、何故それでビルゲンワースを裏切り敵対しなければならなかったのか
アリアンナの血のテキストを読む限りカインが持ち帰った「禁断の血」というのは教会がカインを滅ぼすための方便などではなく実際に手を出してはならない禁忌であると認識されていたように感じる
瞳を求め血による進化を目指す教会が手を出してはならない禁忌として認識する血とはなんだろうか、少なくとも前述した理由から女王ヤーナムの血ではないだろう

しかし一つだけビルゲンワースにとっても、教会にとっても、そしてカインハーストにとっても「禁断の血」となり得る血がある
まあぶっちゃけ>>545で既に書いてるんだけどそれは旧主の血である
旧主の血がかつてトゥメル文明が滅んだ原因であると考えればそれに手を出すことは自らも呪われる可能性を秘めたまさに「禁断の血」であり、
カインがビルゲンワースを裏切った理由、そして教会がカインを滅ぼす理由になるのではないだろうか