人間は18%の光を50%に感じるから
300nitでも1000nitの視覚上3割の明るさという訳ではなく7割くらいあるだろう
1000nitモニターでも300nitモニターと使い勝手が大きく違うという訳でもなさそうだ


写真撮影では適正露出を確認するために「反射率18%グレーカード」という道具を使うことがあります。
これはその名の通り可視光線を18%だけ反射する紙ですが、人間の目にはちょうど中間グレー(Middle gray)に見えます。
なぜ50%ではなく18%なのでしょうか?人間の視覚にガンマが働いているからです。
分かりやすいように大雑把に数字を扱いますが、人間は約20%の光を約50%に感じるということで話を進めたいと思います。
人間の視覚はまるでガンマ値を適用したように働き、実際には極めて暗い「約0.2」のリニアの光を「0.5」という感覚の明るさまで引き上げて受け取っています。