荒牧氏のコメントピックアップ
・『ファイナルファンタジーXV』の4K対応については、プレイステーション4 Proはチェッカーボードレンダリング、PC版はネイティブ4Kでレンダリングしている。
PC版を4Kで動作させるには、GeForce GTX 1080Tiが必要なくらい、ハイスペックな仕様になっている。Xbox One X版は方式を検討中

・プレイステーション4 Proでの4K化にあたり、ネイティブ3Kのアップスケールとチェッカーボードレンダリングを比較した。正直、パッ見で違いはわからない。
テクスチャーのディテールをよく見ると、違いがわかる程度。3Kのネイティブ描画と4Kのチェッカーボードの処理負荷は同じくらい。簡単に実装したいなら
単純な解像度アップ、時間に余裕があるならチェッカーボードなどにチャレンジするのがいいと思う

・チェッカーボードレンダリングは、『ファイナルファンタジーXV』の設計的に組み込みやすかったので、初期の実装は1週間程度だった。しかし、ほかのところ
(レンダリングのパイプラインなど)で問題がたくさん起こった。けっきょく、いちばんQA(品質保証)のコストがかかってしまった

橋氏のコメントピックアップ
・現世代(4K)はまだまだ続くので、チェッカーボードレンダリングは研究の価値がある。

川瀬氏のコメントピックアップ
・アップスケーリングの技術が優秀になってくれば、(チェッカーボードレンダリングなどに頼らなくても)けっこういけるかもしれない

https://www.famitsu.com/news/201709/01140913.html