日本のエイズ患者数はどうでしょう。1993年12月末までの日本のHIV患者数は685人ということに
なっています。厚生省が発表したこの統計数字をそのまま信じると、日本のHIV患者数は人口の0.0006%にしかなりません。
米国との差はなんと200倍。これで驚いてはいけません。日本のHIV患者数には、薬害である血液製剤による患者と外国人の患者も含まれています。
1993年11月末までの血液製剤によるHIV患者数は 418人で、同年12月末までに報告された外国人のHIV患者数が81人。
この数字を前提に推計すると、おかしなことが沢山でてくるのです。
まず最初に、すべてのHIV患者数である685から血液製剤による患者数418を引くと267になります。
更に外国人患者数の81を引くと186に。つまり血液製剤による感染を除いた日本人のHIV患者はたった186人しかいないことになるのです。
186という患者数を米国と比べると、米国の患者数は日本の1800倍を超します。
人口に占める患者数は0.00015%となり、米国との差は実に730倍を超えることになります。米国とヨーロッパの差は3倍なのに米国と日本の差は730倍。
現在の日本の性風俗を考えるといくらなんでもこの数字を本気で信じる人はいないのではないでしょうか。(週刊文春)