今日は近所の公園へ蝋梅を見に行った。
木によっては、だいぶ開花が進んでた。

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たまたま偶然、パパ友&その息子くんもいたのでしばらく立ち話したり。
その間、うちの娘と茶坊主のようなナイスカットな髪型の息子くんは、
なにやら話し込んだり、地面を一緒にほじくったりしていた。
もしこの友情が長く続けば、彼らは「幼馴染」ということになるだろう。

さっきまで読んでたアリストテレス『エウデモス倫理学』Η巻(第7巻)にはこうある。

 信頼がなくては安定した友愛はないが、信頼は時間を経なくしては生じない。
 なぜなら、時間の試しにかけてみなければならないからである、
 テオグニスもこう言っているように…

  汝は男の心も女の心も知りえないであろう、
  汝がそれらを試してみないうちは
  ――あたかも牛や馬を試すように

時間の試しのないところで信頼を得ようとするのは滑稽なことだ。
だから小林さんがこう言うのは正しい。

 知らない世界で誰も信じられない… 当たり前だよ、私だって信じない。
 誰かを信じるなんてさ、友だちになったり恋人になったりした後のことなんだよ。
 カンナちゃん、友だちになろうなんて言わないよ。
 一緒に居よ、そんだけ。

娘と茶坊主くんはどうなんだろう。
どこか遠い世界から、彼らがこちら側にやってきてもうすぐ5年。
見知らぬ世界でふたりは友だちになって、まだ「信頼」がなにか具体的には知らないだろうけど、
なんとなくどことなくわかるくらいには「時間の試し」にかけられたんだろうか。