独り言だから、とくにレスポンスがいるわけじゃないのかもだけど、
寝る前にすこし。

欲望には2種類あると思っている。
他者の欲望と、自分の欲望と。
で、それを混同してしまう。

>>574の例で言えば、たしかに両親が離婚して寂しかったのは事実かもしれないけど、
その分、片親やじいちゃんばあちゃんから愛情は注がれなかったのだろうか。
たしかに母親(あるいは父親)の愛情は存在しなかったかもしれない。
それはたしかに不幸なことだけれども、そのぶんを誰かが努力して補ってはくれなかったのだろうか。
その努力が、仮に誰かの愛情の不在を完全には埋め合わせることができなくても、
ほんとうに不幸であるとまで言えることだったんだろうか。

「親が離婚すると寂しいから、離婚したくない」というのは、世間一般のひとたちの欲望で、
その欲望が放つ「あら、あなたはお母さん/お父さんがいないのね、かわいそうに」という憐れみ(ときに優越感)が、
あなたを寂しくさせてはいなかったのか。
自分は誰かの欲望に取り憑かれてはいないのか。
自分の欲望は誰かの欲望ではないのか。

そういう視点を持つことは大事かもしれません。