だからそれがエイミーなんだよ
戯作と言うかルイザの日記や手記伝記では、
ニューヨークにいたジョオ(ルイザ)は「自分で」稼いだお金で暮らしていて
エイミー大先生は生まれてから死ぬまで一度たりとて「自分で」稼いだことはないの
そのへんは父親とまったく同じで、他人が爪に火をともすようにためたお金を使うのにためらいはないタイプの人間

真面目な長女が家庭教師に行ったりしてのち結婚して口減らしをする、
次女が伯母のところへ本を読みに行ったり地元のタウン誌の依頼で記事を書いたり髪を売ったり
従軍看護婦になった手記を書いたりしてこつこつお金を作っては自転車操業の家族のために使う、
ついにはヒット作若草物語ができてようやくびんぼうからおさらば、以降一家は全力でその金で生活、
病弱な三女がボランティアで他人から感謝されたい症候群の母のかわりに家事をにない病に倒れる、
家政婦なんてまったく居つきませんだってオルコット家って変なんだもんお金あるけどけちだし
そんな中末の娘は
絵を描きたいからとボストンへ行きそこで次女の下宿よりずっと豪勢な部屋に住み社交界デビュー、
それでは足りないと芸術に触れて暮らしたいからとヨーロッパへ行く、だって姉がついに金稼げるようになったからな!
ここまでそれからこれからも全部姉のお金でな

そこでやっと捕まえた18才年下の貴族の男をはめて子供作って結婚迫るの
40越えてたの。なんでその年になるまで地元や社交界に居たのに男の一人も捕まえられなかったんだろうと思うがそのへんはわからん
でも産んだ後高齢出産がたたって死ぬ
その娘をルイザが引き取るんだけど、そのこがわがままで馬鹿で浅はかでただ母親そっくりの金髪美人で、
ルイザの死後、ルイザの財産全てがその子のものになるけど(長女やそのわりと賢かった子供たちには一切あげなかった)
結局印税やら動産不動産、その子が派手に使ったりうまいこと巻き上げられたりしてなくなっちゃいまして
若草物語の権利すらオルコット家ゆかりのものの名義ではなくなってしまいました
いまでも莫大な印税を産んでいますが、いわば金髪を甘やかしたらこうなるということです