図書館の書庫から「くろんぼのペーター」出してもらって読んだ。
古典かと思ったら第二次大戦ごろの作品だってね。

収録作のうち、「母の心」はテラ壮大。
大原美術館で見たフレデリックの人口密度を低めたような感じ。

三人の王子が旅に出る「金の鳥」はこの本にはめずらしく
ラストの一文がほほえましかった。

そして「沼の主モールマン」これも雰囲気が凄い。
怖いんだか悪いんだか計り知れない点で
天沢退二郎やE.T.A.ホフマンみたい。