スレッドのない児童書を語るスレッド 2
つれづれなるままに、
話題の転がるままに。
スレッドがない児童書を語りましょう。
即死判定が怖い作品や、読んで面白かったけど
スレッド立てるまでもないかなと思う作品など。
時事問題にからめた本の紹介などなんでもドウゾ。
本のタイトルと一緒に内容の紹介なんかもあったら良いかも。
【前スレ】
スレッドのない児童書を語るスレッド。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/juvenile/1068036960/ >>426
>>419>>422、特に>>422って貶してるじゃん
てかお前本人なの? >>427
それこそアンタがID:3U1ikePe本人でないのなら何キレてんの?
他人同士のレスに部外者がグチグチ干渉するもんじゃないよ。 「あなたは本当のレ・ミゼラブルを知ってるか」という
あおり文句の乗って福音館のハードカバー読み始めたが
ウツ展開ばかりだ。こんなのお子様読むのか?ほんとに レ・ミゼラブルは角川文庫の完訳を読んだけど、面白かった記憶がないなぁ
髪を売って歯を売って売るものがなくなって最後に売春したみたいな記述は覚えてる
退屈な描写が多かった気がするので、抄訳で十分だと思う
自分は子供の頃読んだ記憶がないw 「ああ無情」は大人になってから青い鳥文庫だかの
割りと文章量の多い児童書で読んだけど、
ドM以外の誰得なんだ、と思うような鬱展開で萎えたね。
この先どうなるんだろうって期待感なんて微塵も起きないし。
読了はしたけど、いまだに再読しようって気には全くならない。
たとえラストがアンハッピーエンドでも面白いと思えて、
何度も読みたくなる本だってナンボでもあるっていうのに。 「海底二万海里」「タイム・マシン」「透明人間」
「ジキル博士とハイド氏」「フランケンシュタイン」
どれも絶対ハッピーエンドとは言えないけど
個人的には読んでて面白いし再読したくなる
(「タイム・マシン」だけはあまり面白くないが…)
反対に最後はハッピーエンドであっても
「小公女」なんかだとイジメられるばっかりで
再び金持ちになってもリベンジが全くないから
カタルシス皆無で二度と読む気にならんわ
やっぱ「巌窟王」くらいガツンと復讐してくれんと ジキルとハイド好きだったなあ
子どもの頃、あの薬の描写にワクドキしたわ 「タイム・マシン」の未来の世界に居る異形(現代の人間にとっては)の少女を
映像化したらどんな外見にするのかは気になった
「ピーター・パン」はお子ちゃま向けに編集してないバージョンだとティンカー・ベルが
めんどくさい性格の子でうっとおしい
「南の島のフローネ」の原作の「スイスのロビンソン一家」もすごいわ
当時の白人の物の考え方が
子ザルが可愛いからって母ザル殺して奪ってペットにしちゃうんだぜ
あと、最後に島から出るんだけど、「戻ってくるときは息子のお嫁さんを見つけて
くる、白人でいいのがいなければ、そこらへんの気のいい土人の子を」みたいな
表現が・・・
田舎の学校図書館の埃かぶった様な児童文学全集はおススメ
中学んとき見つけたロシアとか中国の短編も入ってる児童文学全集も面白かった
ロシアの児童文学の底力は強い ロシアものは魔女のババアが悪さしたりたまに善行したりしてるイメージ 白人はインディアンを殺して土地を奪ったりインカ帝国を滅ぼして先住民を酷使してしなせたりする >>437
ルパンって本国フランスと日本以外では過去の遺物扱いだよな
しかも日本で人気が安定してるのは南洋一郎の翻案のお陰だし
映画を始めとしたメディア化の回数を比較すれば一目瞭然だけど
グローバルに見たらホームズの足元にも及ばない化石的存在 怪盗ものは出続けてるし過去の遺物ってわけでもなくね
参考にはされてる >>440
ルパンそのものはどうなんだって事だよ
ホームズみたいにパスティーシュが
絶える事なく出版されてるわけでもないだろ >>437 >>439
ルブランのルパンって、泥棒が主人公って事もあってか、
本国フランスでは学校の図書室にすら置かれてないんだって。
世界的に超メジャーなホームズとは、何ともドえらい格差だねぇ。
以下↓他スレよりコピペ。
前に友人数人と学食で飯食ってから喋ってたら
推理小説ネタからどの探偵が好きかって話になった。
俺が「やっぱり一番の贔屓はホームズだな」と言ったら
話に混じってた友人の友人でほとんど知らない奴が
「ホームズなんて間違ってルパンの嫁さんを
射ち殺しちゃったボンクラじゃん。ダッサ」とドヤ顔。
俺が「それパチモン。それにその伝でいけばルパンは
日本で何人も惨殺した挙句に明智小五郎に負けて
ボロクソに叩かれて逃走してるけど?」と返したら
知らなかったみたいで「デタラメ言うな!ウソツキ!」
とか喚いてそのまま不貞腐れた面で帰っちゃったよ。
それ以降は全く顔も見てないけど生きてるかな? >>435 >>438
1930年代に人気を博した絵物語「冒険ダン吉」でも、
諸々あって南洋の島の王様になった少年ダン吉が
家来の蛮公(土人)たちの見分けがつかないからと
彼等の背中に白いペンキで背番号を書いて
「〇号」と番号で呼んでたりした(プリズナーかよ!)。
流石に「蛮公」はどう見ても蔑称って事もあり、
戦後は「差別的」とバッシングされたりもしたけど、
実際には未開の原住民と力を合わせて問題を解決し、
文化的な生活と社会を立ち上げる…って内容だったね。
同じ有色人種なせいか、あからさまな蔑視は感じられない。
ヴェルヌやルブラン作品における扱いの酷さを見ると、
昔の白人にとっては有色人種は下等種族だったのかもね。 忍者KIDSって知ってる?
なんか好きだったなあ
内容覚えてないけど 小さい頃大好きで何度も読んだのに
すっかり忘却の彼方だった「小さいおばけ」
ブックオフで発見して買ってきた
久々に読むのが楽しみ こまったさん覚えてる人いる?
カラスの相棒がいて、コマッタコマッタ言ってる
ひとりでできるもんの初代まいちゃんの訃報聞いて思い出した >>449-550
九官鳥だよ、名前はムノくん
だからしゃべったり主人公と会話するシーンがある
こまったさんシリーズもわかったさんシリーズもたぶん全作あるわ
わかったさんの相棒はダックスフントのポレだったな
どっちも現実とファンタジー・メルヘンが混ざり合うような、
日常の中の非日常って感じで今の自分の好みのルーツになってる作品だ
こまったさんは花束が挽き肉になるハンバーグと、
島でオムレツ作る話が特に印象に残ってる
こまったさんもわかったさんも表紙はカラフルだし中の挿し絵もかわいくて和むな
王さまシリーズ然り寺村輝夫さんは人気あるけど、そういや専スレないんだね 他スレでも書いたセルフコピペなんだけど、
筒井康隆編纂の中学生?向けSF入門用解説書「SF教室」。
ポプラ社の函なしになってからの版を持ってたんだけど、
どこへ仕舞ったか行方不明。また読みたいなぁと思って
ウェブで古本を探したら、とんでもなく高騰してて驚いた。
幸い「筒井康隆コレクション」として再刊されてて
(それでも3,000円するけど万が付くよりははるかにマシ)
早速購入して読んだよ。懐かしいのは勿論だけど、
筆者三人の真剣さがすごく伝わってきて唸らされる。
ただ、豊田有恒担当のSF用語解説の項での未来予測と
実際とのズレの大きさには、驚くと同時に笑っちゃう。 >>445
>>439が言う通りで今までに映画化やドラマ化された回数と
それらが上映&放映された国の数を比較しただけでも
ホームズがどんなにメジャーでルパンがマイナーかは一目瞭然
パスティーシュも数えきれないくらい発表され続けてるしね
まぁホームズは「聖書に次ぐベストセラー」だから当然だけど 寝る前に30分くらい本を読むのが習慣で
大抵三冊くらいを同時進行させてるんだけど
最近その内一冊を児童書にしてる
活字が大きくて行間も広いから読むのが楽だし
当然内容も分かりやすくてストレスフリーでいい チラムバラムの伝説
男の子の絵が可愛かったので
続編を期待したが永遠ででてこなかった >>455
>永遠ででてこなかった
ttp://blog-imgs-51.fc2.com/a/p/g/apg/201212263.jpg ブックオフでポプラ社文庫<怪奇・推理シリーズ>
「死を予告された男」を108円で入手
これアイリッシュの「夜は千の目を持つ」なんだな
30年前のポプラ社はこんなのを児童書として
子供相手に送り出してたってことに感心する 古書店で角川つばさ文庫「ようこそ、古城ホテルへ」
全四巻が並んでいて、何気に手に取りました。
イラストからしてよくある軽めの中世ファンタジー系ですし、
単に「四人の女の子が共同でホテルを運営、苦労もあるけど
仲良く楽しくキャッキャウフフ」なお話だろうと思いましたが、
惹句の「優しく切ない物語」の「切ない」が気になって、
とりあえず第一巻だけ購入して読んでみました。
すると意外なことに結構重い部分もあり、ちょっと驚き。
謎の少年に「ホテルの女主人にならないか」と誘われた
メインの四人は「何らかの理由で帰る場所が無い少女」
という以外は共通点も接点もなく、あまり話も噛み合わない。
年老いた現女主人は死期が近いみたい&何かワケアリ。
四人の内最初に登場する魔女「ビィ」はキャピキャピした
ドジっ子キャラでほとんどコメディ・リリーフなんですが、
亡国の姫君「リ・ルゥ」が、プライドが極めて高く尊大なほど
高飛車な振る舞い&怒りんぼで激しいツッコミとコミカルで
かなり救われているとは言え、境遇がベリーハードモード。
何だかこのキャラに引っぱられる形でほぼ一気読みしました。
二時間足らずで読了、ストーリーもまぁまぁ面白かったですし、
リ・ルゥがこの先、仲間と打ち解けて素直に笑えるように
変わっていくのか気になって、翌日残り三巻も入手。
あわてず急がずゆっくり読んでみます。 遊作くんって図鑑知ってる人いますか?
90年代の図鑑はセンスがあっていいよね 1% 超吉ガール スレたたないかな
牧場物語がでてるのか ブックオフで角川つばさ文庫の「ふしぎの国のアリス」
「かがみの国のアリス」がどっちも美本で108円。
ダジャレや韻踏みの言葉遊びもしっかり訳された
新訳って事で何十年ぶりかで読んでみたけど、
やっぱりナンセンス要素が強すぎるというか
ほとんどデタラメで筋立てらしいものがないし、
ロクな起承転結もなく唐突に終わってしまうので、
以前読んだ時と同様、あまり楽しめなかった。
これなら「オズの魔法使い」の方が、第一作は
ほぼ夢オチなんだけどストーリーがしっかりしてて、
解決すべき点はキッチリ片を付けて終わるから、
読後感がモヤモヤなしのスッキリでバッチグー(死語)。 アリスは有名だから子供の時に読んだけどものすごくつまらなくて失望した記憶しか無いw
多分言葉遊び的なのに興味がなかったのと、出てくるキャラクターが全て気に食わなかったのが原因だと思う
不思議の国のアリスでつまらなすぎたんで鏡の国はスルーして今に至る
ディズニーの実写映画は現実世界の方のラストのありえなさにうんざりしたんだけど、原作にあんなんあったっけ まあアリスは数学者が考えたものだし、
不条理なキャラとシュールな雰囲気を味わうもの
ディズニーはアニメも不思議と鏡混ぜてるし改悪ひどい >>461
アリス二部作は単なる与太話で起承転結なんて求めちゃダメと頭では理解してても
真っ当な小説(物語)に慣れ親しんだ読者としては、あれだけの長いお話を読んだら
ラストには何らかの「決着」を求めたくなるのは仕方ない気がするなぁ。
大人向けSFなら結末の解釈は読者任せもアリだけど「子供向けの楽しいお話」だし
どこかの打ち切り漫画みたいに唐突かつ有耶無耶で終わらせたりしないで
ベッタベタの大団円で全然OKだから、きちんと分かりやすく締め括ってほしいよ。
例えが古くてナニだけど「天才バカボン」みたいに多くのキャラが好き勝手しまくる
ナンセンス・ギャグ漫画でさえ、大抵一話のラストで一応のオチは着くわけだしさ。
>>462
アリス以外のキャラ全員、何がしたいんだかサッパリ分からずイライラするよね。
物語の展開やキャラの言動に整合性なんて求めない幼児には面白いのかな。
バートン映画は個人的には結構好き。チェシャ猫がモフモフ&オイシイ役どころで◎。 私は子供のころアリス二作を楽しんで読んだ記憶がある
不条理ギャグみたいなのが今でも好きだから、そういう系統なんだろうね
『ぽっぺん先生と笑うカモメ号』もキャラがめちゃくちゃなことやる話で好きだった >>461
>「オズの魔法使い」の方が、第一作はほぼ夢オチなんだけど
原作を長いこと読んでないので確証はないんですが、夢オチと言いますか
ドロシーの体験が周囲から夢扱いされてるのは映画「オズの魔法使」と
その非公式続編「リターン・トゥ・オズ」の独自設定ではなかったですか?
ちなみに前者はアッチへ行く前の現実世界の場面が長くて、原作にはない
かかし・ブリキ男・ライオン・オズ大魔王・悪い魔女と対応する(役者は同じ)
ドロシーに関わる人物が絡んだ導入部がかなり尺を取って描かれてますし、
原作の「良い魔女のキスによる守護の力で悪者はドロシーを傷つけることは
できない」という無敵モードはなく、その分サスペンスが盛り上がります。
原作だと大魔王が授けるのが「かかし←ペンとか適当なガラクタを
脳味噌と偽って頭部に詰め込む」「ブリキ男←胸部を切り開いてハート形の
ヌイグルミ?を放り込んで閉じてハンダ付け」「ライオン←勇気が付く薬と
称して何やら怪しげな液体を飲ませる」と相当いい加減だったのが
映画では「かかし←賢い証拠の卒業証書」「ブリキ男←心があって他人から
感謝される証拠の記念品(ハート形の時計でコチコチ=心音)」「ライオン←
勇気ある行いをした証拠の勲章(COURAGEと彫ってある)」となってて、
詭弁には違いないんですが、成程なぁと納得させられる変更。
大魔王が気球で飛んで行ってしまった後の展開も、良い魔女の国への
ダラダラした旅はカットして、いきなりグリンダが飛んできて助けてくれます。
個人的には原作を上手に端折ったり改変してるなぁと感心しましたよ。 最近、青い鳥文庫の現行版「オズの魔法使い」を読んだけど
魔法の靴の力でカンザスまで飛んで帰ってきたドロシーが
竜巻で吹っ飛ばされて再建中の我が家に向かって駆け出し
その姿を見て驚いてるエムおばさんに抱きついて
「家に帰れてほんとに良かった!」で終幕、ジ・エンド。
夢オチを思わせる要素なんて、これっぽっちもなかった。
映画と違い、ドロシーの家には使用人なんて一人もいないし。
それにしても「アリス」と違って真に王道的な娯楽作品だから
物語としての完成度も段違いで、読後の満足感は断然大きい。
「アリス」は不条理すぎて「ナンデ?」期の幼児に読み聞かせ
なんてしようものなら、質問の嵐で往生しそうな気がする。 児童向けでも一般向けでも発表から何十年も普遍的に読み継がれている作品は
程度の差こそあれ現代人の自分にも楽しめる物か殆どで流石って感じなんだけど、
キャロルの「アリス」二作品だけは、一体どこが優れてるんだか皆目分からない。
一般書としても児童書としても多くの出版社から発行され続けてるけど、
大人が読んで何やかやと理屈をつけてひねくり回す材料としてはともかく
児童書としては現代の子供、それも日本人が読んで面白いと感じるか疑問。
個人的には知名度に惹かれて読んで失望する作品1ではと思ってるし、
未読の親が有名だからと言うだけで子供に与えたりしたら最悪な気が。
あれを面白いと感じる人は、その楽しみ方やポイントを教えてほしい。 アリスがつまんない、好きじゃないアピールはもういいよww 社会の空気的にはアリスは面白い、という前提で動いてるようなのに、実際周りを見渡すとアリス好きを見た事がない
作られた人気(のふり)なの?
>>469がアリス好きなら書いてくれたまえよ アリスって「定番オススメ児童書」
みたいな扱いに収まっちまってるが
あんなデタラメでオチもカタルシスもない
ロリコンオヤジの無責任な落書き話を
子供に薦めてどうすんだって思うわ。
ありゃ夢物語というより既知外の妄想だろ。 ドジソン先生は力入れてた数学より手遊びに書きなぐった作品で名を知られてて泣ける 自分も「アリス」は面白いとも子供向きとも思えないクチだけど、
悪いのは「アリス」という作品そのものではなく(物語としてはヘッポコな代物だけど)、
責めを負うべきはあんな本を「子供に読ませるべき良書」みたいに持ち上げてる連中でしょ。
閑話休題。最近、青い鳥文庫の「ピーター・パンとウェンディ」を少しずつ読んでる。
これって挿絵がCLAMPの新装版だけど、もしかして訳文そのものはかなり古いのかな?
子供に読み聞かせてるような回りくどい文体でノリが悪くて、読んでてシンドイんだよね…。 ピーターパンとウェンディってピーターパンの話とは違うの?
ピーターパン自体は子供の頃読んだけどあんま面白く無かった
ウェンディのお母さんごっこはウザいし、ティンカーベルはウザいし、無理矢理読者参加型風を装うし、
口でカチカチとか子供だましで子供心にバカじゃないのwとか思ってたw
そして実はあの公園てすごい怖い公園なんじゃ?って思ってた。
子供の頃、子供だましとかバカな子出てくる本はすごい嫌だったな。
だからクマのプーさん(食い過ぎてつっかえる)とか、赤毛のアン(髪の毛緑に染めたり、川で沈んだり、パフスリーブがいいとか我儘だったりいきなり乱暴したり)とか… 語ると言うより気に入らない作品アピールスレになってるね >>474
元々あまり面白おかしい読み物ではないんだよな
もっと面白くできるネタは結構含まれてるんだけど
どれもこじんまりと片付けられてて盛り上がらない
アニメ化の際は大抵そのへんを派手に膨らませてる
訳文に関しては青い鳥文庫の訳者は高杉一郎で
同じ講談社の児童全集でも1960年に同作を出してる
だからもしかしたらその訳文の使い回しかも
>>475
バリのあの作品はディズニー映画とかでも使われて
一般的に知られてる「ピーター・パン」ではなく
「ピーター・パンとウェンディ」が正式なタイトル >>474
巻末に「初出は1984年講談社文庫」(一部を編集部で修正)とある。
一瞬わりと最近だなと思ったけど、もう30年以上経ってるのか…。
それに訳者は1908年生まれで当時既に76歳の御老体だから
「大人から子供へ」な古めかしい文体なのも宜なるかなと言う感じだし、
この手の訳書は完全な新訳ではなく、かつて自分が訳した物(この場合は
1960年版)の仮名遣い等を改めただけ、なんて事も多々ある事わけで。
表紙と挿画にCLAMPを起用して「ナウなヤングにバカウケ」(死語)を狙った
新装版かも知れないけど、如何せん中身がカビ臭い気がする。 「ピーター・パンとウェンディ」読み終えたけど期待外れだったなぁ。
三姉弟が不思議な少年ピーターと空を飛んで、妖精や人魚、好戦的な
インディアンや危険な海賊たちが住む不思議な島ネバーランドへ!
…と来れば、児童書だから人死には少ないとしても、当然胸躍らせる
スリル一杯の大冒険が繰り広げられるものと期待してたのに、
ウェンディがお母さん役のママゴト場面が多くて妖精や人魚絡みの
ファンタジックな事件はほとんど起こらないし、やたらと丁寧な訳文で
緊迫感とか全然盛り上がらない。そのくせ人はゴロゴロ死ぬし。
他の訳書だともっとスリル&サスペンスが感じられるんだろうか。 しかも出てくる子供たちは個性も魅力もなくてただウザいだけだし、
妖精ティンカー・ベルも端役な上にほぼ役立たずのイジワルキャラ。
逆にフック船長はピーターの宿敵という悪役の雰囲気が全然足りない。
肝心のピーターも発達障害な言動でイライラさせれられるばかり。
大体、ピーターが歳を取らない永遠に不変の少年であるように
ネバーランドもスリリングだけれど生死とは無関係の冒険と対決が
幸せにループする「トムとジェリー」みたいな世界だと思ってたのに、
最終決戦の大殺戮には「児童書でこれアリなの?」とか思ったよ。
ディズニーや名作劇場とかのアニメ版はどれも未見なんだけど、
そこらへんはかなりの改変というか脚色が入ってるんだろうなぁ。 アリスやらピーターパンやらはリメイクのほうがちゃんとメリハリきいたシナリオになってて好きよ
映画脚本有能 ピーターパンはキャラもストーリーも弱くて
全体がボンヤリして印象の薄い作品ですよね
そのくせインディアンや海賊はいっぱい死ぬし
ピーターパン自身が平気で人を殺しちゃうから
何とも後味が悪くて読み直す気になれません
オズの魔法使いみたいにキャラが立ってて
ストーリーもハラハラドキドキさせられるけど
死ぬのは本当に悪い親玉くらいにしとかないと
小さな子供が読むにはふさわしくない気がします 遅レスだけど>>458
第二巻では賑やかし役?ビィの気の毒な過去(本人には責任なし)が
明かされた上に、かなりドイヒーと言うか可哀相な目に遭うんだよね。
ル・リィはいい子なんだけど気位が高く弱みを見せず、真面目+頑固で
秩序を重んじるから、非常識?な連中と混乱の渦中に嵌っちゃって
キレてるのがほぼ常態化しちゃってるのが、個人的には好きだなぁ。
他の二人はどうもプッシュが弱い感じで、あまり印象に残らない。
黒犬ヘンリーの方が出番は少ないけど不憫すぎて記憶に残るくらい。 「ピーター・パン」の発表は100年以上前だし、その頃の童話の
モラルや出版事情って、今とはだいぶ違ってたのかもね。
今だったら何ぼ相手が海賊でも主人公で少年のピーターが刃物で
ブスブス何人も刺し殺しちゃうなんて、童話ではありえないでしょ。
作者が書かないし、書いても編集側の検閲や自主規制が入るはず。
>>482
そりゃ原作通りに映画化しても受けるわけないんだから当然でしょ。
「人魚姫」なんて主人公は失恋して海の泡になっちゃう悲劇なのに
「リトル・マーメイド」は悪い魔女をやっつけて王子と結ばれて大団円。
自分はハッピー・エンド至上主義者だから、この手の改変は大歓迎。
ディズニーアニメは当たり前として、最近出てる角川つばさ文庫の
「シンデレラ/美女と野獣」「白雪姫」「長靴をはいた猫」みたいに
古典童話を今風にアレンジ/翻案したヤツってあるじゃない?
「ピーター・パン」や「アリス」とかの、元のままではつまらなかったり
主人公側が平気で人を殺したり現代の感覚や倫理観に合わないお話は、
あんな風に現代的なセンス&モラルで書き直してくれた方が有難いよ。
殺し合わないと話が進まない「アーサー王物語」みたいなのは別だけど。 倫理観やら現代の感覚だと理解されないのを部分的に変えるだけならまだしも、
ハッピーエンドを悲劇的結末にするのでもその逆にしても
もとのテーマや意味を無視してむやみに展開変えたりするのはイラネ 元々のハッピーエンドをバッドエンドに変更する奴はいないだろ
どう考えてもドMな変態以外は誰も得しないからな >>487
児童書に限らなければ、なぜか明るい話がリメイクで陰鬱にされたりってのはあるよ
上で意味やテーマを無視するのが嫌とか言ったけど、
改変するしないは置いといても、それこそご都合主義で
何でもかんでもただハッピーエンドにすりゃいいってもんじゃないしね 赤頭巾とかをダークファンタジーとして捉えるのもありだが所詮は変化球でしかない
陰惨だったり重すぎたりして現代の感覚では子供に読ますお話としては相応しくない部分
たとえばシンデレラの義姉が目玉をえぐられたり白雪姫の王妃が焼けた鉄の靴を履かされ
死ぬまで踊らされる残酷な描写などが省かれて明るいお話に改変されるのが世の常 なんでもかんでもハッピーエンドがいい人はこんなとこまで御出張せずに、ディズニーと改変作品だけ読んでればいいのに
ピーターラビットですらお父さんは畑で盗みをしたから捕まって喰われちゃってるけど、
盗み上等!でも見つかるともちろん罰あるよ、ってところが凄くイギリスらしいと思うし
人魚姫も王子様は通りすがりの女の子とは恋はしても結婚は家柄でするからね、って話でいいし
マッチ売りの少女だって、みんなが可哀想って言うのは死んじゃった後で、生きてる時には誰もマッチ買ってくれないのが現実だし 小さい頃「みにくいアヒルの子」を読んだときはラストで
「ちゃんとリベンジしてキッチリ落とし前を付けてから行けよ!」
とか思ったし、「小公女」もまた然り。
童話、特に古典って結末がモヤモヤして納得いかないヤツが多いよ。
ハッピーエンドならそれこそベッタベタなくらいの大団円にしてほしい。 そうそう、ハッピーじゃないと嫌っていうより、なんか締まりない感じがして嫌 >>491
>ちゃんとリベンジしてキッチリ落とし前を付けて
「カチカチ山」とかの日本の昔話や時代劇みたいに
勧善懲悪を貫いて結末はビシッと決めて欲しいよな 児童書って
いじめられっこのぼっちが独りで読んでそうなイメージ
不登校児とかw暗いお 自分の勝手な思い込みを臆面もなく
口にしちゃう奴ってアスペか発達障害のイメージ
養護学級とかガイジとか ブックオフで角川つばさ文庫の「星を知らないアイリーン」をゲット。
小さい女の子が喜びそうな、可愛らしいイラストがてんこ盛り。
副題にもなってる「お姫様とゴブリンの物語」ってタイトルの
岩波少年文庫版を以前に読んだような記憶があるんだけど、
内容は完全に忘却の彼方なんで、のんびり読んでみる。 古書店で偕成社の「不思議を売る男」(マコックラン作)を見つけた。
ググってみたら結構高評価だし、定価1,500円が300円なんで買ってみた。
まだ読んでないんだけど、ちょっと楽しみ。 >>497
新刊が高くなったからねぇ
大して分厚くもない文庫本が平気で千円とかするんだから
出版社と作家さんには悪いけど新古書店の存在は有難いわ
高くて手が出せなかった本が安く手に入るとメチャ嬉しい アリソンアトリーの「小さな赤いめんどり」2月に復刻? >>108
「地下室からの」はなんで人気ないんだろ。
私は「霧の谷の」と同じくらい好きなのにAmazonでも評価低めだね。
欠点ばかり目立つ(悪人ではない)登場人物ばかりなのが却って好きになれた理由。
「天井裏」は確かにあまりはまれなかったので同意。
「王様に恋した魔女」読んだ。
最近集中できる環境じゃないから短編集は助かるし、表紙絵が「精霊の守り人」の人だから綺麗で気に入ってる。
現実世界なしで完全にファンタジーな世界だから上にあげた三作のファンは戸惑うかもだけど、最近ハリポタの「ビードルの物語」読み返してて頭が魔法界な私には合ってたw >>503間違い
霧の谷の→霧の向こうのm(_ _)m >>500
ほっとけ>>498なんてただのクソニート古事記なんだからw 20日以上前の書き込みに何言ってんだか。
まぁ>>498がチンカスなのには同意するけど。 >>508
ん?
>>500と>>506の間は一か月開いてないんだが? 寝る前の児童書が止められない…。
今は久美沙織の「眠り姫と十三番めの魔女」を読み始めたところ。 「ライバル・オン・アイス」
1巻を読んだ
既存のスケート作品と設定がかぶりまくりなうえに
筋もキャラ立てもあざとすぎて引いた
結局主人公以外の公立小メンバーは全員クズかいな
三者三様にクズっぷりがわかれていて
かき分けられているのはある意味凄いのかもしれないが
主人公のキャラも鼻につく
他のキャラをクズにしてそれに同調しなかったりさらに嫌がらせされて
でも負けない!なキャラにすればそりゃイイ子ってことになるけど
そういうことじゃないよねっていう
2巻も図書館で予約しちゃったから読むけどね こそあどの森 最終巻
最終巻としてはおだやかな巻
まだまだ続けられそうだからちょっと寂しい これは普通にショックだな。。
本当なの?
https://goo.gl/QQaXQC >>511
児童書は大きめの活字で字間と行間も広い事が多くて
ストレスフリーで読めるから寝る前の読書には向いてるのかもね こんな児童図書みつけた。
↓
★ 勇人(ゆうと)と亮輔(りょうすけ)★
http://slib.net/71510
『目次』
1 めずらしくて、おいしいもの
2 亮輔君の家で
3 ぼくの町の話
4 漁船の話
5 近未来はけっこう大変だ
6 本当は怖い、海の体験
7 大人の責任と、ぼくらのきづな
勇人は小学3年の夏、いとこの5年生、亮輔の所に遊びに行った。釣り船を経営する家だ。
そこで様々な海の体験と、人や大人とのつながり、心の交流を学ぶ。
大人にこそ読んで欲しいものです。 2015年、8作品中7作目
上松煌(うえまつ あきら)作
(プロフィール) http://slib.net/a/21610/ シェーラひめのぼうけん、来年愛蔵版が出るらしい
ソースは作者のツイッター
読み直したいと思ってたから楽しみ シェーラひめは一昨年だったか「新」の方も併せて
古本で全て一冊100円で揃えて読んだよ。
「新」がラスト近くでちょっとダレたのが残念かな。 ピーターラビット展 入場者が1万人 中国放送
世界中で愛されている人気の絵本シリーズ「ピーターラビット」の原画などを紹介する展覧会で、
入場者が一万人を突破しました。
一万人目の入場者になったのは、子どもと一緒に訪れた広島市西区の浦山 彩子さんです。
ひろしま美術館の角廣 勲館長から記念品を受取りました。
浦山さん)「子供のころから親しんできたピーターラビットを見に来ました。
この子と一緒にピーターラビットの世界を楽しみたい」
「ピーターラビット展」は作者のビアトリクス・ポターの
生誕150周年を記念して開催されています。
直筆の絵本の原画やスケッチのほか、自然を愛したビアトリクスの愛用品など、
およそ200点の展示品のほとんどが、日本初公開です。
学芸員・森 静花さん)「ウサギの体つきはしていても
どこか人間らしいというそこがピーターラビットの魅力だと思う」
RCC開局65年記念「ピーターラビット展」は、
6月4日まで開かれています。2017.4.25 19:8 シェーラひめが絶版と言うか在庫切れで重版未定ってのが信じられんわ 個人的には「シェーラひめのぼうけん」って
読みやすい、分かりやすい、面白いの三拍子が揃ってるし、
読み聞かせにも読書入門にも使えて10才前後の子供には好適で、
不動の定番児童書となってもいいくらいの良作だと思うんだけどなぁ。 太田がトムソーヤの冒険ごっこしてる話してた
絵本の回のバクモン アニメの方だけど、キムタクもトム・ソーヤに憧れて子供の頃真似してたって前に言ってたわ