>>190
面白いねえ。どうして一部分だけ飛ぶんだろう。
黒タキシードのへムルって、顔だけ右ページで、体は左ページじゃん?
顔のある方のページ、同じ黒色が飛んでない?

話し飛ぶがスナフキンの出てくるページ比較。
 渡辺版…右下の青い花は根元まで見える
 山室版…左下の青い花は先っぽだけが見える(左右反転してる)
 スウェ語版…右下の青い花のさらに右下に入っているToveまで見える
まあ瑣末なことだけどさ。古い日本の版は割りと大胆にトリミングしてるね。
あと色合いがそれぞれに違くて、けっこう印象が変わる。

このページ、Snusmumrikenという固有名詞は出てこない。
 en mumrik spelar pa: sin flo:jt i so:mnig sommarvik,
となってる。「en mumrik」のenは英語でいうとaにあたる。だからやっぱりムムリクは種族名なんだと思う。
私の直訳では、「一匹のムムリクが、ねむたい夏の入り江で、彼のフルートを演奏しています。」

山室訳は「うっとりするような夏のいりえで、スナフキンがふえをふいています。」
渡辺訳は「あれは、スナフキン。のどかないりえで、ふえをふいているのです。」
渡辺訳に「スナフキン」を既知条件として扱うかどうかの逡巡が見える気がする。