児童書って、原作だと子供には退屈だったり難解だったりな件を
端折ってリライトしてくれてあるから、読みやすくていいんだよね。
「海底二万マイル」なんて、原作は海洋学だか何だかの解説が
あまりに多くて退屈で、完訳だと読むのが段々苦痛になってきちゃう。
その点、青い鳥文庫やポプラ社文庫だと楽に読めてバッチグー(死語)。

ところで以前「失われた世界」を読んだら、青い鳥文庫の癖に完訳で、
女性にフラれた主人公の新聞記者マローンが、英雄的行動でもう一度
彼女の気を引こうと探検に参加するまでの件が、まぁ長いこと長いこと。
これじゃ子供は途中で退屈して投げ出しちゃうんじゃないかなぁ。
探検に出かけてからは、子供にも絶対面白いんで、勿体無い気がする。
児童書って子供に「先が読みたい!」と思わせて最後まで読ませるのが
肝心要だと思うから、個人的には「完訳」に拘る必要はないと思う。

>>17
う〜ん、新訳でもないのに1800円って、あまりにもボリすぎでそ…。
同じB6判の偕成社文庫が、半額以下の700円で買えるっていうのに。
青い鳥文庫は新書判だけど、新作や新装版でも700円以下だったりするし。
児童書って、子供が自分の小遣いで買えるくらいの値段でないとね。