【夢水/ｸｲｰﾝ】はやみねかおる2【恭助/都会ﾄﾑ】 [転載禁止]©2ch.net
はやみねかおる作品について語るスレです。
1990年のデビューから今年で25周年を迎えられます。おめでとうございます。
■前スレ
【夢水/クイーン】はやみねかおる【恭助/都会トム】（2010/11/10〜2014/12/16）
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■前々スレ
【はやみね】夢水＆クイーン万歳スレ【かおる】（2005/04/21〜2010/09/06）
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■関連リンク
・Hayamine Kaoru@はやみねかおる（ブログ）
http://park3.wakwak.com/~hayamine/kaoru.html
・講談社 はやみねかおる公式facebook
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・講談社 はやみねかおる公式twitter
https://twitter.com/hayaminekaoru25 ■作品リスト
◇名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ（講談社青い鳥文庫）
『そして五人がいなくなる』（1994年）
『亡霊（ゴースト）は夜歩く』（1994年）
『消える総生島』（1995年）
『魔女の隠れ里』（1996年）
『踊る夜光怪人』（1997年）
『機巧館のかぞえ唄』（1998年）
『ギヤマン壺の謎』（1999年）
『徳利長屋の怪』（1999年）
『人形は笑わない』（2001年）
『『ミステリーの館』へ、ようこそ』（2002年）
『あやかし修学旅行 鵺のなく夜』（2003年）
『笛吹き男とサクセス塾の秘密』（2004年）
『ハワイ幽霊城の謎』（2006年）
『卒業 〜開かずの教室を開けるとき〜』（2009年）
『夢水清志郎に挑戦! 名探偵ものしりクイズ』（2007年）
『夢水清志郎に挑戦! 超 名探偵ものしりクイズ』（2008年）
『夢水清志郎に挑戦! 極 名探偵ものしりクイズ』（2009年）
◇名探偵夢水清志郎の事件簿シリーズ（講談社青い鳥文庫）
『名探偵VS.怪人幻影師』（2011年）
『名探偵VS.学校の七不思議』（2012年）
『名探偵と封じられた秘宝』（2014年） ◇怪盗クイーンシリーズ（講談社青い鳥文庫）
『怪盗クイーンはサーカスがお好き』（2002年）
『怪盗クイーンの優雅な休暇』（2003年）
『怪盗クイーンと魔窟王の対決』（2004年）
『オリエント急行とパンドラの匣』（2005年）
『怪盗クイーン、仮面舞踏会にて』（2008年）
『怪盗クイーンに月の砂漠を』（2008年）
『怪盗クイーン、かぐや姫は夢を見る』（2011年）
『怪盗クイーンと悪魔の錬金術師』（201年）
『怪盗クイーンと魔界の陰陽師』（2014年）
『怪盗クイーンからの予告状』（2002年）-『いつも心に好奇心！』収録
『出逢い＋1』（2005年）-『おもしろい話が読みたい! 白虎編』収録
『怪盗クイーン外伝 初楼 〜前史〜』（2010年）-『おもしろい話が読みたい！（ワンダー編）』収録
『怪盗クイーン公式ファンブック 一週間でわかる怪盗の美学』（2013年）
◇名探偵夢水清志郎＆怪盗クイーンコレボレーション作品
『オリエント急行とパンドラの匣』（2005年
◇虹北恭助シリーズ（講談社ノベルズ）
『少年名探偵 虹北恭助の冒険』（2000年）
『少年名探偵 虹北恭助の新冒険』（2002年）
『少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険』（2002年）
『少年名探偵 虹北恭助のハイスクール☆アドベンチャー』（2004年）
『少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件』（2009年）
『魔術師とよばれた男』（2005年）-（「10分で読めるお話 五年生 」収録） ◇都会のトム&ソーヤシリーズ（講談社YA!ENTERTAINMEMT）
『都会のトム&ソーヤ(1)』（2003年）
『都会のトム&ソーヤ(2) 乱!RUN!ラン!』（2004年）
『都会のトム&ソーヤ(3) いつになったら作戦終了?』（2005年）
『都会のトム&ソーヤ(4) 四重奏』（2006年）
『都会のトム&ソーヤ(5) IN塀戸(上)』（2007年）
『都会のトム&ソーヤ(5) IN塀戸(下)』（2007年）
『都会のトム&ソーヤ(6) ぼくの家へおいで』（2008年）
『都会のトム&ソーヤ(7) 怪人は夢に舞う 理論編』（2009年）
『都会のトム&ソーヤ(8) 怪人は夢に舞う 実践編』（2010年）
『都会のトム&ソーヤ 完全ガイド』（2009年）
『都会のトム＆ソーヤ(9) 前夜祭 内人side』（2011年）
『都会のトム＆ソーヤ(10) 前夜祭 創也side』（2012年）
『都会のトム＆ソーヤ(11) DOUBLE ダブル(上)』（2013年）
『都会のトム＆ソーヤ(11) DOUBLE ダブル(下)』（2013年）
『都会のトム&ソーヤ(12) IN THE ナイト』（2015年）
※『都会のトム&ソーヤ(13) 黒須島クローズド（仮）』（2015年末発売予定）
『都会のトム＆ソーヤ完全ガイド』（2009年）
『都会のトム＆ソーヤ ゲームブック 修学旅行においで』（2012年）
『都会のトム＆ソーヤ ゲームブック 「館」からの脱出』（2013年）
◇モナミシリーズ（角川銀のさじ）
『モナミは世界を終わらせる？』(2011年)
『モナミは宇宙を終わらせる？ We are not alone!』(2013年)
『モナミは時間を終わらせる？ Time waits for no one!なのだよ』（2014年）
◇ぼくと未来屋の夏（講談社）
『ぼくと未来屋の夏』（2003年）
『少年名探偵WHO 魔神降臨事件』（2006年）- 青い鳥文庫スペシャル短編集『あなたに贈る物語』収録
『少年名探偵WHO 透明人間事件』（2008年）
◇打順未定、ポジションは駄菓子屋前（講談社）
『打順未定、ポジションは駄菓子屋前』（2009年）-『YA!アンソロジー 友情リアル』収録
『打順未定、ポジションは駄菓子屋前、契約は未更改（2013年）-『YA! アンソロジー エール 』収録
◇夏休み三部作（講談社）
『バイバイスクール -学校の七不思議事件-』（1991年）
『オタカラウォーズ -迷路の町のUFO事件-』（1993年）
『恐竜がくれた夏休み』（2009年） ◆その他作品
『怪盗道化師』（1990年）※はやみねかおるデビュー作品
『僕と先輩のマジカル・ライフ』（2003年）
『赤い夢の迷宮』（2007年）※勇嶺薫名義
『ぼくらの先生!』（2008年）
『復活!!虹北学園文芸部』（2009年）
『帰天城の謎 〜TRICK青春版〜』（2010年）
『4月のおはなし ドキドキ新学期』（2013年）
『天狗と宿題、幼なじみ』（2002年）-『殺意の時間割 ミステリ・アンソロジー4』及び『青に捧げる悪夢』収録
『名探偵登場』（2005年）-『齋藤孝のイッキによめる！名作選（3年生）』収録
『午前零時のシンデレラ』（2008年）- 『メフィスト』2008年9月号掲載
『幽霊屋敷にて人喰い鏡を見る』（2009年）- 『きみに贈るつばさ物語 - 角川つばさ文庫書き下ろし短編集』収録
『砂人形おどる校庭で』（2010年）-『少年探偵と4つの謎』収録
『後夜祭で、つかまえて』（2010年）-『学園祭前夜 青春ミステリーアンソロジー』収録
○漫画版
えぬえけい画『名探偵夢水清志郎事件ノート』 既刊13巻
箸井地図画『名探偵夢水清志郎事件ノート』既刊3巻
やまさきもへじ画『少年名探偵 虹北恭助の冒険 高校編』既刊1巻
武本糸会画『ぼくと未来屋の夏』既刊2巻
テンプレ、作品リスト等に不備があるかもしれませんがご了承ください。 >>1
乙！
夢水PV完成版すげーな
このままテレビアニメ化しないかな
次の新刊は都会トムか 都会トムで言ってた倉木博士の子どもの里帰りってRDだよな
しみじみしてしまう ポチ1号→ポチ2号→ポチV3→ポチアマゾン
ときたら次はポチストロンガー？ あー夏休みやし全巻読み直して買ってないの買いたい！
もう２０歳だからちょっと恥ずかしいけど終わるまで読みたいんだよねー
買うならモナミの続編、クイーン、トムソーヤだからバイト代が…w 青い鳥文庫で新シリーズ始まったのね…
内容的に小学生向けだけど文体とか言い回しが既存キャラと似てるとニヤニヤしてしまう 夢水→漫画化、ドラマ化
都会トム→漫画化
クイーンもそろそろなんか来ませんかね クイーンは夢水と連動でアニメ化して欲しい
同じ局、同じ制作会社で
NHKあたりでやれそうだし、ずっとアニメ化待ってるんだけどなぁ OVAでも良いから作ってくれ〜
クイーン役は誰だろう沢城みゆきとか？ 男声出せる女性声優がいいけどハスキーなイメージでもないんだよなー斎賀みつきとか？
でも誰もしっくりこないな、難しい アニメ化だったらマジカル・ライフやってほしいな
めぞん一刻の雰囲気で
長曽我部先輩って四谷さんぽいし
大中小（新シリーズ）読んだけど、ややターゲット年齢低めな感じだね
新しい読者狙いかな そしてファンの年齢は上がり続ける
とっくに三姉妹を越え今や長宗我部先輩に近づきつつある マガジンエッジどこにも置いてない／(^o^)＼ﾅﾝﾃｺｯﾀｲ
こりゃ単行本待ちか >>24
琢人君もう大学生だもんな
時が経つのは早いもんだ ☆ 日本の核武装は早急に必須ですわ。☆
総務省の『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。
日本国民の皆様方、2016年7月の『第24回 参議院選挙』で、日本人の悲願である
改憲の成就が決まります。皆様方、必ず投票に自ら足を運んでください。お願い致します。 モナミシリーズ全部読み終わった！面白かった！特に三作目は凄く良かった！
ひとつ心残りなのが、ルナちゃんが全体的に影薄めってところかな…まぁあれか、セーラームーンにおけるなるちゃんポジって感じか
彼女が非日常に顔突っ込むのはモナミが許さないだろうし、これくらいの登場頻度でいいのかな 3作目いいのか！
1作目しか持ってないから買おうかな 都会トム最新刊読了
はりいさんはこれからも出るのだろうか 久しぶりにクイーンのファンブック読み返した。
やっぱりニヤニヤしてしまう。 久しぶりにクイーンのファンブック読み返した。
やっぱりニヤニヤしてしまう。 Amazonから公式ファンブック届いた
第一作から最終作まで担当した村田がゲストにいないとか頭おかしいのかよ 夢水の村田さんだったら数年前に亡くなったはずだよ
だから過去の絵だけどカラーで1ページあったの嬉しかったな >>38
・・・・マジ？卒業が09年だから数年前に亡くなったならば卒業からすぐになるが
この人調べども調べども詳細が出てこない >>39
昭和に活躍したアニメーターさんみたいだから村田四郎 アニメーターで検索するとちょっと出てくる
はっきりとは出てこないけどアニメ関係者のツイートとかからなんとなくわかると思う 村田さん、亡くなってるよ
児童書だからか、青い鳥側はあんまり大っぴらに追悼とかはやらないんだろうね
ファンブックとしても、カラーで村田さんの新作使えないのは辛かったかと思う うーん知らなんだわ・・しかしファンブックでノータッチはなぁ 大中小はシリーズ化確定か
夢水2期はもう出ないのかな
一応クイーンもあるし、同じレーベルで3作も並行連載するって他に例がないよね 村田さんお亡くなりになってたのか…初めて知ったわ
クイーンが劇場版アニメになってたから映画館で観てたら
クローン人間が当たり前のように作られてる社会で不必要になったクローンや
反抗的なクローンを毎日大量に殺処分してる人権無視のエグい世界観が舞台になってて
こんなん子供に見せるのかと思ったら案の定夢だった 久々にスレ覗きに来たら、マジかよ…うわぁショックだ
完結から何年も経つからほぼ有り得ないと分かってはいても夢水1stシーズンのアニメ化を諦めきれない自分がいる
あと未来屋も夏休みにアニメ映画化してほしい
昔読んでた人達が良い感じの年齢層に成長してるから金も落としてくれるよたぶん…と講談社に念波飛ばしてるわ 村田さんマジかー
ショックだわ
魔女の隠れ里未解決の謎って今もう文庫版でしか読めないの？
その文庫版がどの本屋にも置いてない件
図書館にもないし電子書籍で探しても見つからない >>47
「はやみねかおる 未発表原稿」で知恵袋調べたらリンク出てくるよー NHKの人と打ち合わせ？
アニメ化ｸﾙ━(ﾟ∀ﾟ)━？ 午前零時のシンデレラ事件読んだ人いる？
メフィストの2007年9月号に載ってるらしいんだけどどうやって手に入る？ よう分からんけど、国会図書館にでも行けば読めるんじゃないかな たぶん バイバイエンジェルの赤ちゃんのやつは本になってたんだ、知らんかった メフィスト買った、んで午前零時シンデレラ読んできた ジョーカーの過去がわかったけど
クイーンは知っとるんだろうか？ 金貯まったからクイーンの前史三冊ポチった
この歳になっても新刊出れば読みたくなるんだもんなー……夏が楽しみ クイーン新刊読んだ
Mとルイーゼさんにフラグが立ってるんじゃないかと思ってしまった あやかし修学旅行久しぶりに読み返したいが随分前に手放してしまったし今更青い鳥文庫買うの恥ずかしいしで講談社文庫版ずっと待ち続けてる なんで途中で終わってるんだ >>60
電子書籍版あるよ
文庫も続き出てほしいけど出なさそう クイーンアニメ化してくれ
すごいNHK向きだと思うんだが サクセス塾は良かった、初登場時の持ち上げられぶりから、大きく一点し転落した駄目男振り
典型的な勉強できない普通の子と違った池沼中学生にされてて、恋人の亜衣にも見限られそうになるし
（進撃の巨人のミカサみたいな冷徹な態度をとる女に変わっていた亜衣）
コンプレックスのどん底から自分のこれまでの人生を考え出して小学校の恩師にまで会いに行くし、
いまさら必死に勉強しても手遅れ感だらけだし。
中学時代駄目人間だったすべての男たちの代弁者になってて、この先コイツはどうなるの？とハラハラした。 >>64
修学旅行とサクセス、二作続けて〇〇時遊行症だの夜〇症だの教授が暴いていくんだから
医者じゃなくて探偵しろよ…ってそこらへんがどうにも好きになれなかったな当時
ガキだったしそんなダメ男視点はなかったかも 都会トムもクライマックスが見えてきて楽しみ半分、寂しさ半分だ
Amazonで出てた新刊の発売日は11/22だったか 都会トムが終わるなんて考えたことなかったから、ああ本当にクライマックスに向かってるんだなと思うと結構キツイ
完結しないまま…なんてことよりマシだと分かってはいるけど、もう何年も読んでるからいつまでも続くように錯覚してた
夢幻の下巻で最終巻なのかな 終わっても番外編とか出して欲しいなあ 都会トム下巻もイラストチェック段階まで来たみたいだし楽しみだな
ところでYA!のサイトは更新しないんだろうか
夢幻（上）載ってないの気になる 神隠島とか載ってる裏ページって元々どういうルートで見れたんでしたっけ？
なんかパズル解くと分かるようになってたんだっけ >>72そんなのあったんだ
知恵袋のURLから見てたから知らなかった 夢幻の下巻で最終巻なの？
こどものころ読み始めた自分ももう大人
とても寂しい… さっそく読んだけど最終巻ではないな
はやみねワールドの風呂敷が畳まれるときは近いらしいが… とりあえずマチトムは終わらないようでよかった
で、4月にタイガから出る『ディリュ―ジョン社の提供でお送りします』は近未来が舞台らしいな
IN THE ナイトで内人が書いてた森永美月が主人公なあたりはからくり館を感じるし、そもそも「本の世界を体験する」ってのが闇深い気がした
4月〆切の原稿はケニアが舞台らしいけどクイーンかなと思う
風呂敷はたたまれつつあるのか……？ 児童書版で深夜に酔っ払ってカキコすることじゃないけど、
レーチと亜衣って結局セックスはしたの？ これは普通にショックだな。。
本当なの？
https://goo.gl/QQaXQC ディリュージョン社読了
結局佐々木さんはビリヤードをするのかしないのか気になる
伏線かと思ってたらそうじゃなかった パンドラの匣の後書きで言ってた全ライダー集合ならぬ、はやみねキャラ全員集合
ファンブックの短編みたいな物じゃなくもっとガッツリ見たいから全てのシリーズの最終巻はそれで締めてもらうのがもうずっと夢だなぁ、全て終わった後のお祭りみたいな感じでもえぇけど
ディリュージョンの後書きで疑問だったけど、森永美月はやっぱマチトムの彼女だったか
一作で終了じゃ惜しいキャラと可愛さだったからまた出れて良かった、続編読みたいね 5つ星のうち 3.0 本を読まない新米エディターが実体験ミステリの仕組まれた殺意に挑む。虚実の境目がぐらつく感覚は面白いが話の展開が終盤に偏り過ぎ, 2017/5/3
Amazon.co.jp： ディリュージョン社の提供でお送りします (講談社タイガ)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RE5HMFLQPQ2JI/ 児童文学の世界から作家を積極的に起用するユニークな戦略を打ち出しているライト文芸レーベル講談社タイガ。
今回起用されたのは児童文学の世界でもミステリに特化した作家はやみねかおる。
お名前は何度か聞いた事があったが、実際に読むのはこれが初めて。 物語は主人公・森永美月がディリュージョン社の入社試験で面接試験を受けている場面から始まる。
顧客の依頼に応じて書籍の中にしか存在しない物語世界を現実世界に構築し、
顧客に物語の主人公を体験してもらう体験型アトラクションサービス「メタブック」を提供する
ディリュージョン社の幹部が居並ぶ中「あなたはどんな本を読まれますか？」という質問に
堂々と「本は読みません」と答える美月。
想定外の答えに面接官たちが唖然とする中、美月はそもそもディリュージョン社のサービス内容すら
さっぱり把握していない事を披露してしまう。
数か月後、何故かディリュージョン社に採用され、打ち合わせを通じて顧客の要望を引き出し、
予算や希望するシーン、尺の長さを決める「エディター」の仕事に新米ながらも奔走していた美月だったが
案の定先輩エディター東山が指揮を執るメタブックで大やらかしをしでかしてしまい、顧客が激怒。 世界中で聖典とされるミステリを「ホームズって家（ホーム）の複数形みたいで大工さんみたいに思えます」
と苦り切る安藤局長の前でしれっと言い放った美月に局長から突き付けられたのは異動通知書。
異動先は本格ミステリーを専門的に扱うＭ０課。
「ミステリなんて人が死ぬ話、それもバラバラにされたり奇妙な飾りをされたり―そんな怖い話読みたくありません」
という美月だったが、Ｍ０課の平井課長は顧客の要望に応じたオリジナルのメタブック「オプションリーディング」の
打ち合わせに出向くことを命じてくる。
脚本を担当するライターでかつては天才中学生ミステリ作家と騒がれた手塚と会いに行った顧客は元大学教授で
植物学が専門だった佐々木という男。オプションリーディングは彼の別荘を舞台に展開される事になり準備が始まるが、
佐々木宛に送られてきた「永遠の恋人」を名乗る人物からの手紙が届いた事から事態は少しずつ狂い始め… 劇中劇、というのともちょっと違うか…？
顧客の要望に応じてセットを組み立て、プロの役者とプロのシナリオライターが用意した物語世界で
主人公を演じる顧客に合わせて物語を展開させるサービス「メタブック」という設定が非常に面白い。
裏方としてメタブックを準備し、時に役者の一人として物語に参加するエディターの美月が時に
自分が裏方であるスタッフなのか、物語中の人物なのかと虚実の境目がぐらついてくる感覚が
読者にも伝わってくるメタな構造が非常に特徴的。
物語の方は新米エディターである美月が元大学教授の佐々木の要望に応じてセットしたミステリ劇に
「永遠の恋人」なる人物の影がちらつく中、綿密に準備したはずのセットの中にはあり得ない様な
一歩間違えれば顧客の佐々木やサブキャラを演じるアクターたちが死にかねない罠が幾つも見付かり、
遂には重傷を負うアクターも出るが、メタブックを中止すれば多額の賠償金が発生してしまい、
やらかし続きでクビが危ない状況が迫る中、駄目エディターである美月が謎解きに挑む、というのが主な流れ。 
