今更ではあるんですが、
ttp://mevius.2ch.net/test/read.cgi/juvenile/1405959838/569
で質問させてもらった本についてタイトルが判明したので書き込みます。

戦後〜高度成長期の昭和の日本で、痩せっぽちであることがコンプレックスの主人公少年。
貧しいけれど太って腕白な同級生に太る秘訣を訊くと、
「毎晩新聞売りをして、そのお金でたこ焼きを買って食べる」ことだと教えられ、
自分もやってみることに。
しかし飲み屋街での新聞売りは辛く、売れないまま主人公はリタイア。
帰宅するとほぼ同時に仕事から帰ってきた父親に温かく迎えられ、
「おまえのたこ焼きと、あの子のたこ焼きとは、味がちがうんやでェ」と諭すように言われたのだった。
それから十年以上が経ち、母から、今は亡くなった父があの夜ずっと自分のことを
尾けていてくれたことを聞いた。

こんな内容なのですが、宮本輝の『夕刊とたこ焼』という短編作品でした。
小学校時代に解いた国語の問題集に問題文として掲載されていたので児童向けかと
思っていましたが、別にそういうことではなかったようです。