【いつ読んだ】
2011〜2013年頃。中学校の図書室で借りて読みました。
【物語の舞台となってる国・時代】
日本。駅の伝言板が登場するので数十年前かと思います。
【翻訳ものですか?】
日本の話でした。
【あらすじ・覚えているエピソード】
1冊で完結する長編で、主人公の目線で学校での出来事や心の動きを描いていた。主人公は男子小学生で、部屋から出ない引きこもりの兄がいる。校区にある駅の伝言板に「人類滅亡まで残り〇日(文言はうろ覚え)」の落書きが続くようになり、誰が書いているのかと学級会で問題になっていた。
同級生の女子が生理で体調を崩していることを知ってしまい、入れ替わって保健室に入った主人公がバニラの香水のにおいに気付く場面があった。情緒不安定になった主人公がバニラのにおいを思い出して落ち着こうとしていた(うろ覚え)。ゴメというあだ名の男子が「ぼくは神だ」と言い出し、ロッカーの上に寝そべって皆を見下ろしている場面もあった。

カウントダウンが残り0日になる夜、主人公は家を抜け出して中学生の集団(落書きの犯人?)と喧嘩になり、相手の眼鏡を壊してしまう。家を抜け出したことは兄に知られており、ラストでは兄が「外の空気吸ってくる」といって外に歩いていく。兄の背中を見ながら主人公が「もう大丈夫なんだ」と涙を流す。

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
黄色から橙色のハードカバー。装丁には伝言板のイラストが描かれていて、チョークで落書きしたようなデザインでした。挿絵はなかったように思います。
【その他覚えている何でも・解決のためにやったことなど】
「小学生」「駅」「人類滅亡」「伝言板」「保健室」などで検索しましたが、当てはまるものは見つかりませんでした。

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