生後数か月の赤ちゃんを残してコトメは行方をくらました。「先天性の障害がある可能性がある」と医師から言われ、出産して検査したらいくつかの障害が判明したからだった
2015/12/03 09:43



数年前の終わった話ですので。
コトメが出産したけど、予想通り子供に先天的な障害がいくつもあった。
予想通りと言うのは、23週ぐらいから育たなくなっていて 医師から先天性の障害の可能性を示されていたから。

コトメは安静にして栄養を取って点滴をするために、産むまでずっと入院をしていた。
障害があるかと言われてコトメは半狂乱になってふさぎ込んでいた。
生後一か月ですべての検査の結果が出て、いくつかの障害が判明してからはもっとひどくなった。
それでも数か月後に保育器から出られて退院できることになったが コトメはその退院の日に病院に行かなかった。

一緒に行くはずだったウトメがコトメ宅に行ったのだが、鍵がかかったままでいつまでまってもコトメは戻らず。
病院に頭を下げて退院を待って貰って コトメの行方を探すも見つからず、急いで職場から戻って来たコトメ夫が家の中をみたらコトメの服や貴重品がきれいに無くなっていて、置手紙と記名済みの離婚届があった。

「自分の人生にどうしても障害のある子供のいる情景が想像できません。
他の土地で一人で暮らします。
離婚して貰っても構いません。子供もいりません。
両親にも私はいないものと思ってくれと伝えて下さい。」
と書いてあった。

捜索届を出したりしたけど、友達達も誰も話を聞いて無く二人の定期貯金がきれいに下ろされていて金目のものはすべて持ち出されていた。
換金したのではとみられた。
コトメ夫は最初は戻って来てほしいと一生懸命友達や知人に聞いて回ったけど
貯金をすべて下ろされているのを知った時に、離婚届を出した。