男性はそれぞれの夫と弁護士と名乗りました。
(便宜上A夫婦、B夫婦、弁護士と書きます)
彼らの言い分はこうでした。

・私家は子ども好きだが障害者だから産めないので、普段から幼稚園に協力しているはず。
・いままでも何度も子どもを預けて、子どもと触れ合う機会を与えてやっていた。

・昨日も預かる約束だったのに、 面倒くさくなったからと勝手に警察を呼んで託児放棄した。
・幼稚園のバスが去ってから家にも入れず、 ご飯もお風呂も世話していない。

私と夫は何を言ってるのかしばらく理解できず、ぽかーんとしてしまいました。
A夫は怒り心頭といった感じで、子どもに何かあったらどうしてくれる、と、言っていること自体は至極まっとうですが、預かる約束どころか私も夫もA夫婦、B夫婦ともに名前すら知りません。

話し合い、というか一方的な罵倒が何時間も続き、いい加減疲れてしまった夫が警察と幼稚園を交えて改めて話し合いの提案をしました。
すると弁護士が拒否をし、示談金の支払いで決着を、と言ってきたのです。

訝しんだ夫はその話し合いも含めて改めて場を設けると言ったのですが、弁護士が退きません。

夫がうちも弁護士を入れて話し合いをと言うと、A夫B夫は賛成してくれたのですが、A夫人B夫人弁護士がいいから金を払え、と騒ぐので、あまりにもおかしいと思い、夫が仕事で付き合いのある
弁護士の先生に電話しようとしたところ、突然弁護士に殴られ、携帯を奪われました。

A夫B夫が弁護士を取り押さえてくれている間に私は警察へ電話しました。
A夫人とB夫人はその隙に走って逃げていってしまい、A夫B夫がずっと無言で怖かったのを覚えています。

結局弁護士は偽者でA夫人の不倫相手でした。