他人の武勇伝を聞かされた猛者2人が心中穏やかでいられる筈はない。
何故なら猛者とは世に存在する何よりも豪傑な偉人であり、己自身が伝記のかなめで在らねばならぬからだ。
今宵集うは天命により天下布武を運命られた猛者中の猛者たち。
そう尊望の対象は2つは要らないのである。

文ちゃん「佐伯氏は彼女たん持ちだったんでつね」

"殺らねば殺られる"と思慮したに違いない。
30年以上も禁欲の郷に身を置き、自ら望んで魔法使いの化身と成り果てた猛者文ちゃん。
語尾に付く「でつ」はFFの即死魔法「デス」とい