2006/11/22(Wed)
沖縄県知事選の結果が象徴する革新勢力の衰退 天木直人

革新勢力の衰退はやがて来る憲法9条改憲を考えると深刻である。
今の野党がそのままである限り自公の改憲の動きに抗することはできないであろう。
そしてもし憲法9条改憲がなされたならば、日米軍事協力も基地問題も、
そして何よりも平和憲法を守ることについての議論は日本からなくなる。
革新政党の存在理由は完全になくなり日本の政治は保守二大政党によって動かされることになる。
共産党と社民党は解党的統一を図り平和を願う国民の先頭にたって
護憲運動に全精力を傾注しなければならない時を迎えている。
この期に及んでもそれが出来ないなら、
「憲法9条を変えさせない」という一点で思いを同じにする
国民の声を代表するあらたな政治勢力を作る必要がある、
これこそが「9条新党宣言」の中で私が提起した事である。
今度の沖縄知事選挙の野党連連合の敗北を見て私はその思いをいっそう強めている。
「9条新党宣言」における私の提案にいまこそ注目してもらいたい。
ttp://www.tembosha.com/kd_diary/kd_diary.cgi