日本赤軍の城崎容疑者、米で釈放へ 近く強制送還か、2015年1月16日23時38分
http://www.asahi.com/articles/ASH1J5WJRH1JUTIL035.html?iref=comtop_6_04

米当局によると、インドネシア・ジャカルタで1986年、日本大使館に爆発物が撃ち込まれた
事件で日本の警察当局が国際手配していた日本赤軍メンバー、城崎勉容疑者(67)が16日
(現地時間)、収監されていた米国で釈放される。

近く日本に強制送還されるとみられ、警視庁は現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕する方針だ。

警視庁公安部によると、城崎容疑者は86年5月14日、ジャカルタの日本大使館近くにある
ホテルの一室に発火装置を仕掛け、ホテルを燃やそうとした疑いがある。部屋から大使館に爆
発物を撃ち込んだ後、証拠隠滅をしようとしたとみられる。

城崎容疑者は、共産主義者同盟赤軍派に参加。強盗罪などで服役中の77年、日本赤軍が日航機
を乗っ取って拘束メンバーの釈放を求めたダッカ事件で、政府の「超法規的措置」で釈放された。

96年9月にネパールで拘束され、米国に身柄を引き渡された。日本大使館と同日にジャカルタ
の米大使館が砲撃された事件に絡み、殺人未遂罪などで98年2月、米ワシントンの連邦地裁で
禁錮30年を言い渡され服役していた。