岩手県知事選挙 野党4党推薦の達増拓也氏が4回目の当選確実

与野党対決の構図となった岩手県知事選挙は、野党4党が推薦した現職の達増拓也氏(55)が、
自民党と公明党岩手県本部が推薦した新人を抑え、4回目の当選を確実にしました。

岩手県知事選挙の投票は、午後8時に締め切られました。

NHKの情勢取材や投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでは、無所属の現職で、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党が推薦した達増氏が、
無所属の新人で、自民党と公明党岩手県本部が推薦した元岩手県議会議員の及川敦氏を大きく引き離して極めて優勢で、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、達増氏の4回目の当選が確実になりました。

達増氏は盛岡市出身の55歳。外務省の職員や衆議院議員を務めたあと、平成19年の岩手県知事選挙で初当選しました。

選挙戦で達増氏は▽東日本大震災からの復興を早期に完了させることや、▽ILC=国際リニアコライダーと呼ばれる巨大な実験施設の誘致実現、
それに、▽「幸福度」という独自の指標を定めて人口減少対策や産業振興などに取り組むことなどを訴えました。

その結果、達増氏は、推薦を受けた野党4党の支持層を固めたほか、
自民党の支持層や支持政党を持たない無党派層にも支持を広げて、4回目の当選を確実にしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190908/k10012069391000.html
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