【動物愛護を考えるページより】

「この人たちは本当に動物のことを考えているんだろうか?」

これは「動物愛護団体」に入ってしばらく経った人の口から出てくるせりふです。

宗教団体がインチキ臭いということは知っていましたが、「市民運動」というものには何の疑問も感じていませんでした。
ましてや、「動物愛護」運動に携わる人はきっと善人ばかりに違いないと思っていました。
極左活動家が運動に入ってきてもやはり何の疑問も感じませんでした。左翼活動家は正義の味方だと思っていました。
それは私自身が左翼系市民だったからです。

「動物愛護団体」の欺瞞に確信を持った時、それはとてもショックなことでした。頭の中が真っ白になってしまいました。
あしたのジョーは完全燃焼して真っ白になりましたが、こちらは不完全燃焼で有毒ガスが頭に回ったような感じでした。

さらに、追い討ちをかけたのは仲間の活動家たちの反応でした。
「インチキでもかまわない。楽しければよい」などと言う者がいるのです。

私はもう何が何だかわからなくなってしまい放心状態になってしまいました。激しい脱力感にもおそわれました。
水木しげる漫画でよく妖怪に魂を抜かれるシーンが出てきますが、ちょうどあんな感じで何か大切なものが口から出て行ってしまいました。
そして、動けなくなってしまいました。鬱病になってしまったのです。

年月を経て、ようやく、問題の全体像を把握することができました。

結局のところ、より多くの人が「動物愛護団体」に疑問を持ち、厳しい目を持って「動物愛護団体」の政策や言動を監視していくよりないのだと思います。