・無期懲役受刑者処遇の問題点と重無期(終身刑)の導入について ※廃止派による論文。フランス型および日本共産党の理論と排他関係
http://www.jca.apc.org/cpr/2002/kaido-muki.html

>終身刑のような刑罰を認めることによって自由刑の「社会復帰目的」という概念に、
>これと全く対極と言うべき「社会からの排除」「犯罪者の無力化」(incapacitate model)という概念を持ち込むこととなる。
>アメリカは、過剰拘禁と厳罰化がもたらす、刑罰制度の非人間的な姿の世界的な象徴である。終身刑の導入は、進み始めた過剰拘禁とセットで、
>日本の比較的安定していた刑罰制度を堀崩し、一気にアメリカ化していく突破口となるかもしれない。

早稲田大学法学部水島ゼミ
http://www.waseda.jp/sem-mizushima/data/seminar/resume/2002/index.html
http://www.waseda.jp/sem-mizushima/data/seminar/resume/2002/0529.zip

>◇カナダ−有期刑
>1976 年に死刑廃止法案が国会を通過し、死刑が廃止された。絶対的拘禁刑に服する受刑者
>が増加するに連れて、刑務所内の暴力、殺人も増加しており、76 年から81 年の間に矯正施設で
>の殺人数は2 倍に増加した。また、仮釈放なし25 年の絶対的拘禁刑は死刑よりも残酷な刑罰で
>あると受刑者からも主張されており、82 年には300 人の殺人犯の約3 分の1 が死刑を希望して
>いるとの報告もある。

フランス/死刑制度:無期懲役囚に死刑を望む声−JanJanニュース
http://janjan.voicejapan.org/world/0702/0702049395/1.php

>多くの人権擁護団体、国際機関そしてフランス議会もフランスの刑務所の非人道性を指摘している。
>ECの人権担当コミッショナー、アルバロ・ギル・ロブレス氏も
>「フランス刑務所の状態、特に過密さにショックを受けた」と述べている。

>強盗の罪で約20年収監され、出所したクロード・ルカスは、
>「死刑は民主主義の恥だが、それをただ終身刑に置き換えるのも良くない。
>終身刑は拷問だ。刑期は20年以下とすべきだ。
>それを超えては、誰も新たな人生を再開できない」と語っている。