近年,ルーマニアでは,経済格差の拡大などにより,殺人等の凶悪犯罪やスリ,ひったくり,置き引き,車上ねらい,
自動車盗等の他人の財産窃取を目的とした路上犯罪が目立っています。

人口から見た犯罪被害率は3%強となり,日本での同犯罪被害率が1%強であることを考えれば,ルーマニアで被害に遭う割合は日本の約3倍といえます。

地域的には都市部,特にブカレスト市内で犯罪が多発しており,繁華街に限らず,あらゆる場所で犯罪が発生しています。
 特にヘンリ・コアンダ国際空港や駅(ノルド駅等),ブカレスト市をはじめとする大都市の夜間帯における一流ホテル周辺(路上等),
レストラン,公共交通機関内(バス,路面電車等)及び観光名所等において注意が必要です。

また,最近ではブカレスト市内のロマーナ広場,ウニリイ広場周辺の旧市街地区といった中心部において,
若者グループが観光客等をねらって取り囲み,ネックレスなどの貴重品を引きちぎり窃取していくといった事件も発生しています。