石川書店主の書きぶりからすると、
「第一インタナショナル分裂消滅はバクーニンが悪者」
とするスターリン体制下ソヴェト大百科事典を鵜呑み?
(大月国民文庫「インタナショナル小史」1954-11)

渡辺孝次「時計職人とマルクス」1994-12を読むと
真相が見える。
スイスの地域住民自治の伝統はマルクスの中央集権主義
から見て都合が悪かった。
スイスの時計職人と協調したバクーニンの評価については
勝田吉太郎を参照すべきである。

吉本隆明の共同幻想論を咀嚼すると、要するに、
組織は個人の純粋な志を裏切って存立する。