党のA支部のaさんと、B支部のbさんが、語り合っていました。
「非党員Fのブログは、党の批判ばかりしているけど、なるほどと思うところも確かにあるんだ。」
「君もそう思っているのか、実は俺もなんだけどね・・・」
それをたまたま耳にはさんだ党員が地区委員会に密告しました。
その翌日、二人は党に拘束され、査問にかけられました。
二人は分派活動の嫌疑を頑強に否定しましたが、結局除名に。
それを聞いた支持者のcは、
「非合法でもない党なのに、自由な意見交換を許さないって恐ろしい。
党員に自由を許さない党が政権をとったら、国民の自由を保障するはずがない。
組織の垣根を超えた幅広い議論こそが内容を深めていくのに。」
と言って、後援会も赤旗の購読もやめてしまいました。
こうして、Fの主張は党内に浸透しかけたにもかかわらず、口にする者はいなくなりました。
党は熱心な党員と支持者を失いました。
それでもFは唾を飛ばして言ったそうです。
「党は当然のことをしたまで! それが党の正しさなんだ!」