そもそも民事と刑事の違いすらわかっていらっしゃらないようで、本当にトンデモ系の方ですね。
有名な事件だと、O. J. Simpson事件があります。アメフトの有名選手だったO. J. Simpsonが妻とその男友達を殺したとして起訴された事件ですね。
刑事裁判では無罪となりましたが、民事裁判では殺害が認められました。
こういうことが起きるのは刑事裁判と民事裁判の仕組みが根本的に違うからです。
さらに政治案件だとややこしくなります。
一つは弾圧の場合。弾圧の対象は左翼だけではありません。小沢一郎のように「不都合な存在とみなされたもの」も対象になります。
こういう場合、何の証拠もなくても有罪になります。
逆に、明確な証拠があっても無罪になる、あるいは起訴すらされない場合もあります。山口敬之の場合はこれですね。
権力の御用言論人がレイプ事件を起こしたから、権力の力で不起訴になったわけです。
検察審査会でも不起訴相当となりましたが、検察審査会はそもそも非常に問題の大きい仕組みです。
検察審査員は無作為に11人が選ばれることになっていますが、誰が選ばれたのかも議事録も非公表です。
ほとんどが法律の素人のために騙すのは容易です。だから山口敬之は不起訴相当となり、ただ政治資金報告書の誤記があっただけの小沢一郎は起訴され事実上「政治的殺人」になったわけですね。