賃プロというものは情け深い存在だから、ネット鵜欲にも)教えてやるが、トリチウムがβ崩壊した時に、
どうして他のβ核種と比べてDNAの修復が不可能となる可能性が高い、つまり細胞が癌化を惹き起こす
可能性が高い二重鎖切断を起す確率が高いのかというと、理由は二つあるのだな
一つ目の理由は、DNAを複製した時に、トリチウム(3H)がDNAの塩基の一部として取り込まれてしまい、
この状態でトリチウムが3Heに崩壊すると、DNAの塩基配列が100%切断されてしまうという事と、二つ目の理由は、
3H->3He-β-反νという反応で放出されるβ粒子のエネルギーが低い為に、トリチウムが3Heに崩壊して
塩基配列が切断された近傍の塩基配列も切断してしまう確率が高いからなのだな
なぜ、β粒子のエネルギーが低いとDNAが切断された近傍のDNAを切断してしまう確率が高いのかというと、
ディラック粒子である所のβ粒子=電子は、本質的な速度が光速であるが故に、エネルギーが低い=速度が
遅ければ遅い程、Zitterbewegungの振幅が長くなり、Zitterbewegungの振幅の長さが長くなればなる程、
古典論的には行きつ戻りつの往復工程が長くなると解釈できるから、他の粒子に対する相互作用率が高まる
という事になる訳だ