記憶崩壊(>>168-169)している〇(IA?)に「熱自発核分裂暴走」という概念をまた教えてやるが、これは、
福島第一原発でプルサーマル運転を行っていた3号機の核燃料プールで発生した「即発臨界」を説明する為の
概念な訳だな。
勘が鋭い人間なら分かると思うが、要するに、使用済みMOX燃料には240Puやら242Puやら242Cmやら244Cm等の、
自発核分裂崩壊率が高い核種が入っている訳だが、これらの核種が一気に崩壊しないのは、
一定の核分裂ポテンシャル障壁がある為に、量子トンネル効果によって一定の確率でしか自発核分裂崩壊が
起きないからだよな。
だが、熱振動によって核分裂ポテンシャル障壁がほんのわずかでも低下すると、その分だけ自発核分裂崩壊率が
高まり、ほんのわずかだが空間内の中性子密度が高まり、239Puやら241Pu等の誘導核分裂崩壊率が高まり、
使用済みMOX燃料の温度はさらに上昇するという悪循が開始する訳だ。
そして、空間中の高速中性子の絶対数が多くなって来ると、240Puやら242Puやら242Cmやら244Cmだけでなく、
238Uまで盛んに誘導核分裂を起こすようになり、更に悪循環に陥って、即発臨界と同様な事象が生起する
訳だが、オレはこの様な事象を想定にして、「自発核分裂暴走」という概念を提起している訳なんだな。