これらのベイヤ―型センサーの欠陥を克服する為にセンサーを色毎に3層化したり、非ベイヤ―
配列を採用したセンサーが開発され、現在もこれらの非ベイヤ―型センサー改良が試みられている
のであるが、センサーを色毎に3層化したセンサーは、例えば最前面に光の損失量が多い青色の
センサー、その次に緑色のセンサー、一番奥に光の損失量が少ない赤色のセンサーを配している
のであるが、それでも緑色のセンサーや赤色のセンサーで光の損失がある為、明るい場所では抜群の
解像度を実現するのであるが、暗い場所では色のバランスがおかしくなったり、緑色や赤色で量子
ノイズが目立つようになってしまう訳だな
また、細かい事をいうと、緑色のセンサーや赤色のセンサーに光が到達する前に光が分散してしまう
という問題もある訳だな
非ベイヤ―配列を採用したセンサーについては、解像度を上げる為の補完処理によるモアレや
偽色の発生はしにくくなるのであるが、色毎のセンサーの配置が不規則化した事によって、
「ウン千万画素/4」の法則が破たんする為、実際の製品のテストでは、バリバリのベイヤ―型
センサーを搭載した同一画素の製品に解像度の面において優位性を発揮出来ていないと思えるし、
解像度を上げる為の補完処理が複雑で計算量が多いがゆえに、電力消費量も多めであるようだが、
一部の有名な動物写真家等がこのセンサーを搭載したカメラを愛用している所を見ると、理論的に
表現しにくい何等かの優位性があるのかもしれない訳だな