尚、>>456
>利潤を生産手段の購入以外の目的に使用しなければならない事態が生じた場合は、
の「目的」には、戦争や治安維持や福島第一原発の事故対応費用や廃炉費用等も当然含まれているのであるが、
これらに必要な費用を賃プロからより多く収奪する為に、政治家を利用して賃プロに対して増税を強めてきている訳だな。

つまり、本質的には、資本の有機的構成の高度化によって労働者の労働時間や強度が増すにもかかわらず賃金が低下するから、
賃プロの搾取の強度が増大して失業者も増加するのであり、資本の有機的構成の高度化を高度化する為に、
賃プロの収奪は強化される訳で、資本主義体制の枠の中で、あたかも「資本の有機的構成の高度化の資本家的限界」が社会悪であるかの
ように見なすのは、資本の手先としての実を示す事と同じ事の訳であるのだな。

したがって、世界資本家階級から統制されたスターリン主義者が、資本主義の枠内で、「資本の有機的構成の高度化の資本家的限界」が
あたかも社会悪であるかのような主張を行っていた時に、向坂先生は、自らが翻訳を行った資本論に基づいて、賃プロに対して、
反合理化方針を唱えた事は、例え革命論や前衛党論が無きに等しかったとしても、敬意の念を払うに値する訳であるのだな。