俺は自己の無謬性を装うために、この期に及んでも、不正○○反対を主張しない犬IA?とは違うから、
>原子量が多いと核子の空間的配位の関係で核子間に働く核力による束縛力が平均的に強くなるので、
という誤った主張をした事に対してけじめをつける為に、自己批判を行い、原子核に対する考察を深めて見たい
と思う。
この誤った主張は、
http://kato.html.xdomain.jp/nuclearphys/chapter2/chapter2.html
で示されている通り、一核子当たりの束縛エネルギーが原子量が約60を境にして低下して行く事を忘却して
いたから行ってしまったのである。
で、なんでこの事を忘却してしまったのかというと、一核子当たりの束縛エネルギーが原子量が約60を境にして
低下してしまう原因を理解していなかったからなのだが、そこで、この原因を定めて考えて見て、荷電粒子である
ところの陽子の空間的配位の関係でこのような現象が起きるのではないかと思ったのだな。
この事の完全な証明は数値実験によってしか出来ないと思うが、簡単なモデルで確認してみたいと思う。
例えば、X-Y平面上のの(1,0)と(-1,0)に単位荷電粒子がそれぞれ一つずつ存在た場合は、単位を無視すると、
荷電粒子ひとつ当たりの斥力は、1/(2^2)=1/4となる。
次に荷電粒子の空間密度を一定にする事を考慮して、X-Y平面上の(√2,0)と(-√2,0)と(0,√2)と(0,-√2)に、
単位荷電粒子を存在させるようにして荷電粒子ひとつ当たりの斥力を求めると、(1/(2^2))*2+1/((2√2)^2)=5/8と
なるので、荷電量の増加以上に斥力が増加している事が分かる。
このような事が原子核にも成り立つとして、この事だけを考えると、陽子の数が増加すればするほど原子核内の
陽子に斥力が働く事が予想され、その結果、核子間の平均距離が長くなり、核力が弱くなって一核子当たりの
束縛エネルギーが低下する事になる。
ただし、原子量が約60までは一核子当たりの束縛エネルギーが上昇して行くのは、ごく簡単に言えば、
核子間の核力が短距離力であり、陽子間の斥力=電気力が遠距離力であるという差があるからであろう。