中村勝己氏(中央大学講師)
http://www.facebook.com/katsumi.nakamura3/posts/987243994736680

 左翼だから悪いのでもセクトだから悪いのでもありません。簡単な話です。
「悪いセクトだから悪い」のです。今回の藤倉さんの記事は、これでも随分抑制された書き方をしていると私は感じております。
私は、教員としてこれまでにも POSSE を退会して深く傷ついた若者を複数知っています。
記事にも書かれている通り、「業績」をあげられないメンバーは激しく罵倒され、
カンパと称する上納金を払わされ、結局は退会するように仕向けられるようです。
POSSE の前身である京大政経研は(京大生などほとんどいなかったのですが)、
70 年代には内ゲバで対立グループのリーダーにリンチを加えています。
私は、リンチされた本人から話を聞いております。80 年代には、京大で中核派と内ゲバをやっています(返り討ちにあったようですが)。
その際には、別動隊として革マルを京大学内に引き入れた、という情報もあります。
これは、80 年代に京大でノンセクト系の学生運動に関わった人物から直接聞いた話です。
90 年代の都立大学再編の際の「悪行」は、ネットで詳しくさらされております(私が直接見聞したものではありませんが)。
これ以外にも、中央大学、明治大学の学生運動潰しに加担、というよりも主導しています。
基本的にこの集団は、内ゲバ(それもかなり謀略的な)しかやってこなかったのです。

 ゼロ年代に入ってからのNPO路線は、内ゲバを控えるようになったという点では、評価できます。
しかし、藤倉さんの記事を読む限り、人間を運動の「駒」としか見ない体質は変わっていないようですね。
私が出会った学生(POSSE を退会していた)は、退会前に人格そのものを否定されるような罵倒を浴びて、一時は自殺まで考えたと証言しています。
たとえ内ゲバを止めたとしても(実際にはやめていないと見なすべきです。
組織内では、明治大学、中央大学の学生運動潰しをいまだに自分達の「戦果」として誇っているそうですから)、
これは「魂の殺人」と見なすべき反社会的行為です。反体制運動と反社会的行為は、まったく別のものです。