チュチュ (バレエ)

色鮮やかなクラシック・チュチュ(クラシカル・チュチュ)
チュチュは、主に古典バレエにおいて着用されるスカート状の舞台衣装である。しばしばボディス(胴部)と一体で用いられる。
19世紀前半にはじめて登場したチュチュは、19世紀の終わりにはそれまでのベル型のロマンティック・ドレスにとって代わった。
チュチュは、ロマンティック・バレエに用いられるくるぶし丈のロマンティック・チュチュと、クラシック・バレエに用いられるひざ丈のクラシック・チュチュ(またはクラシカル・チュチュ)に大別される。
このほか、振り付けによって求められる動きに合わせたバリエーションもある。

この衣装の「Tutu」という名称は、本来はスカートではなく両脚の間を縫い合わせた極小のペチコートを指す単語である。
フランス語の「間抜けな」を意味する Cucu(キュキュ)が転じて「可愛いお尻」を指す意味となり、 更に変形して「お尻」を意味するTutu(チュチュ)と衣装が呼ばれるようになった。
これは一種のスラングで幼児語でもあった。

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