胎児期の被曝量が多かった為、上記の6項目を読んでも理解出来なかった奴等の為に、具体的に
https://www.appi.keio.ac.jp/Itoh_group/abe/pdf/spinqc.pdf
のP28のレジスタビットの数n=2の場合で説明してやる事にするが、記述量の節約の為に途中の
状態の規格化を省略するので注意してほしい

まず、レジスタビットの初期状態を全て|0>とし、n=2の場合のレジスタビットの状態を|00>と
表現する事にし、ワークビットは図の通り初期状態を|0>とする事にする
装置Hはアダマールゲート群で2個あるから、|00>は(|0>+|1>)(|0->+|1>)→|00>+|01>+|10>+|11>
となる
そして、例えば装置Fがどの様な入力に対してもワークビットを反転しない場合
(n=2でconstantの場合)、右の装置Fのレジスタービットは、上の4.の要請から、
|00>+|01>+|10>+|11>となる
|00>をアダマールゲート群に通過させると|00>+|01>+|10>+|11>、|01>は|00>-|01>+|10>-|11>、
|10>は|00>+|01>-|10>-|11>、|11>は|00>-|01>-|10>+|11>となり、これらをすべて足し合わ
せると、4|00>になるが、規格化すると|00>となる為、この場合、100%の確率で|00>が
観測される事になる
他の状態を確かめると、n=2でconstantの場合は|00>の観測確率が100%だが、n=2でbalanced
の場合は、|00>の観測確率が0%である事が分かる

そして、nを増やしていってもこの動作は同様なので、古典論的なアルゴリズムでこの問題を
解くより、ドイチェ・ジョザの量子アルゴリズムのステップ数が少ない事が判明したのでR