ヒロヒト服喪粉砕、お茶の水占拠闘争の面白後日談。
駿台に機動隊が突入し、あの部室棟の迷宮で、分散した全学連と私服刑事との追っかけあいが始まる。
上へ下へ、右へ左へ、まさに迷宮で、自分がどこにいるか、さっぱり分からない。
とある部室に、飛び込み、我らが委員長、「やぁ、今日は。ちょっと、いさせてね。」
部長らしき人も、さすが明大生、ピンと察したのか、「ごゆっくり!!」
トランプ占いのクラブだったか、部員に混じって座り、占いのふり。
いきなり、ドアがバターンと開き、私服が部屋中を見回す。
幸い、見られたメンバーは面が割れていなかった。汗をかきつつ、トランプ遊びのふり。
さて、絶対、面の割れてる、我らが委員長は何処に?
何と、私服の開けたドアの裏側に、悠然と、微妙に笑いながら座っている。
ドアの裏表に、私服と委員長!!
結局、私服はあきらめて出て行った。
まるで、銭形に追われたルパン三世やないか。
面白い思い出でした。