それでも森は最終的に自分がやってきたことが「悪いことだ」とい
うことには気がついたようだった。

1973年元日、初公判を前に東京拘置所の独房で首吊り自殺した。遺書
にはこう記されていた。「自己の責任の重さに絶望…自らに死刑を下す」