まだ黒田が生きてた頃、黒沢が言ってたよ。
黒田を処刑することは全人民にとっての利益だけど
どうせなら僕らの力でやりたいね、と。

KFによれば黒田は権力の庇護の下でKFの革命的テロに怯えながら死に、
中核によれば「恥多き死を強制した」ことになってるけど。

まあもう黒田も死んだし、革マルもどのセクトも、そもそも階級闘争なんて意味なし。

そう言や、去年(かな?)出て新左翼本では珍しくそこそこ売れた
「革共同政治局の敗北 あるいは中核派の崩壊」読んだけど
一言でつまらん本だったけど、一つだけ衝撃的なことが書いてあった。
中核派の本田書記長が殺され、中核と革マルの戦争がますます本格的になって
と言うか、正確にはあの時点で革マルは一方的テロ停止宣言を出すから
正確には中核の復讐戦が本格的になっていった75年の夏には中核派の
非公然組織は黒田と松崎の動向をほぼ完全に掴んでたんだとさ。

そんで当然中核の革命軍は黒田、松崎殲滅のゴーサインを上層部に求めたんだけど
それにストップをかけたのは、何とあの戦争狂いとまで言わてたシミタケこと清水なんだって。
何でも「黒田をやったら、俺がやられる。松崎をやったら、中のがやられる」とかの理由で。
マジだよ。嘘だと思ったら前記の本を読んでみな。余りにもしょうもない内聞分裂の真相とかも書いてあって
あほらしくて読んでて情けなくなるよ。もちろん、KFも人のこと言えないけどね。