ある日攝津照子は、正が青アザを作って帰ってきていることに気づいた。
いったいどういうことなのか正に問い詰めたところ、
学校でやられていることを正はついに告白した。
照子はこの事をただちに学校に訴えようと考えたが、
「そんなことしたらあいつらにもっとやられちゃうよ」
と正に泣きつかれた。
それで照子は自分が学校の前で直接見張りにいったところ、
ヤンキーグループのカバンを幾つも首に巻き付けられて、
ヘナヘナと校門から出てくる正を目撃したのだった。