https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%87%8D%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%B4%A9%E5%A3%8A
の説明の問題性は、ダブルβ崩壊を時系列的考えれば直ぐに分かる事であるが、
>ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊においては放出されたニュートリノは (反粒子であるため)
>もう1つの核子に直ちに吸収されるので
の表現が過ちに満ちているのだ
核子がニュートリノを直接吸収するという反応はあり得ず、この反応で対になっているW粒子に吸収される
しかないのであるが、W粒子はニュートリノと電子に崩壊するのであるから、古典論的に考えれば、
W粒子が同時に崩壊したら、二つのニュートリノが同時に二つのW粒子に吸収されるという事など決して
あり得ない訳だ
そして、この矛盾を解消する為には、二つのW粒子がニュートリノと電子に崩壊するのと二つのW粒子が
二つのニュートリノを吸収するのを(先後不詳という意味で)「同時化」すればよいのだが、これは、
電子等が仮想光子の放出と吸収をお互いが(先後不詳という意味で)「同時」に行っている状況と
同一なのであって、この状況を満たすようにする為には、ニュートリノが光子と同様、粒子と反粒子が
同一でなければならないと覚えておけば良い訳だ
因みに、ファインマンによれば、反粒子は時間を逆光する負のエネルギーを持った粒子で有り、
時間を順行している物質から見れば、正のエネルギーを持っているように見えるというのは有名な
話だが、マヨラナ粒子や光子の様に、粒子と反粒子の区別が出来ない粒子は、さしあたり、時系列性が
不確定になると解釈すればいい訳だよな