0588革命的名無しさん
2021/09/05(日) 09:15:07.21わが革命軍戦士は、○月○日○○時に調布市深大寺南1−25に突撃した。
戦闘現場、「大喪の礼」の葬列ルートである中央高速道路下り車線を眼下に見おろす数少ないポイントである。
わが革命軍が、この絶好の攻撃ポイントを見逃すわけがない。
さあ、突撃開始である。1・5メートルのフェンスを3メートルにしようが、わが戦士の突入ルートには何ら問題はない。弾圧対策も抜かりない。
攻撃ポイントに立つ。歴史的戦闘の最先頭に立つ喜びをかみしめながら、戦闘を継続する。少々の音も、ひっきりなしに通る高速の自動車の音でかきけされる。攻撃体制はすべて完了した。敵の探知にも耐えうる偽装工作をほどこす。計画通りである。
撤退作業に入る。地域住民とも一切会うことなく、あらゆる敵のデッチあげ策動をも許さない完璧な戦いである。全戦士は無事生還した。
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2・24戦闘現場
2月24日午後1時54分、東京都調布市深大寺南1ー25の中央自動車道わきの斜面において、わが革命軍が埋設した革命的時限爆破装置が作動する。すさまじい鮮紅の火炎とともに"ドドーン"という大音響がとどろきわたり、大量の土砂が天空めがけて舞いあがる。次の瞬間、高さ8メートルの斜面が崩壊し、「大喪」葬列警備のために高さ3メートルに増強されたフェンスを押しつぶして大量の土砂が中央自動車道にくずれ落ち、車列が通る下り車線はおろか上り斜線までを埋めつくし、道路は完全に遮断される。
警備のために配置されていた機動隊員は激しい土砂の雨に襲われて、指揮官を先頭にクモの子を散らすように逃げ去る。ほうほうの体で中央自動車道上をまたぐ池ノ谷橋たもとに止めてある指揮車輌に逃げ帰った指揮官は、ふるえる声で総合警備本部に爆発により中央自動車道が通行不能になった旨を入電する。