自分はマルクス・レーニン主義が宗教であってもかまわないと思う。
「すべての人民が救われ、地上の楽園に住むようになる」というのは素晴らしい宗教だ。
宗教ならば森恒夫のように(殴打は絶対不可だが)信者の内心に立ち入って人格を陶冶し、
「共産主義化」するのも救済の一形態だし、これを「悟り」とか「解脱」と呼んでもよい。
だが、宗教ではなく政治思想だと言い張るのなら、憲法で定められた「内心の自由」に
踏み込んではならない。実は宗教であるのにそれに無自覚で、あたかも政治思想のように
振る舞うところにマルクス・レーニン主義の最大の誤謬がある。
きちんと宗教だと自覚した上で、宗教者としての振る舞いを確立すべきだ。