>>503
「周辺事態」「朝鮮半島有事」の呼号のもとに現在準備されている戦争の目的は、言うまでもなく日米帝による北朝鮮の併合・植民地化ではありません。ましてや韓国政府の軍事的打倒を通した南朝鮮の征服・併合・植民地化ではありえません。その目的は、北朝鮮スターリン主義国家を戦争的に打倒・解体し、韓国主導の「反共統一」「吸収統一」をおこない、それを通して南北朝鮮労働者階級人民の階級闘争・革命闘争を鎮圧・解体するということにあります。「安保=反革命階級同盟」の本格的発動、すなわち反革命戦争です。そして現在の朝鮮革命の性格はプロレタリア革命以外のなにものでもありません。同様に、アジアにおける従属的経済圏諸国の革命の性格もプロレタリア革命に他なりません。

今日わたしたちに問われている国際連帯の内実は、帝国主義の抑圧と闘い民族ブルジョアジーとその政府の打倒をめざして非和解に闘う労働者階級人民との〈階級的国際連帯〉に他なりません。この戦争を「侵略戦争」と規定するならば、連帯すべき対象は必然的に従属的経済圏諸国の支配階級=民族ブルジョアジーを含んだ「民族」丸ごとの連帯となってしまい、階級的国際連帯を定立することができません。

 したがって、日帝足下労働者階級人民・学生の戦略的任務はもはや鮮明です。すなわち、反日米帝・韓国ブルジョア政権打倒・南北朝鮮の革命的統一をかけて闘う南朝鮮労働者人民との階級的連帯をもって、反革命階級同盟と対決し、反革命戦争の危機を蜂起―革命戦争に転化し、プロレタリア革命の実現へと進撃していくこと、日朝の連動するプロレタリア革命の勝利へと進撃していくことです。世界革命戦略は〈日朝連動するプロレタリア革命、アジア太平洋規模でのプロレタリア革命から、プロレタリア共産主義世界革命へ〉となるのです。