共産党にとって「転向」は重いテーマだった
だから、宮本顕治のような「非転向」者が大きな権威を持ち、党内権力を保持してきた
だが、社会情勢にも政策にも無知で、「私は信念を貫きました」「綱領を守りました」というのが非転向で偉いというのは違う
これは水風呂に何分入っていられたかというような我慢比べでしかない
安全保障は国民の生命に関わる重大な政策であり、国際政治や軍事の専門的知識が必要となる
共産党の綱領によって規定できるものではない
21世紀になってまだ「非転向」を勲章のように思っている者がいたことに驚いた